。今日は美人受付嬢の本音を書き出します
。私がJ社に内勤事務をしていた時のこと。
勤務先はJ社本社。
建物は細いRC7階建てだったころ…。
社内は、
1階が受付・応接室で、
2階が設計部
3階がローン部
4階が建築部←私の部門。
5階が総務・経理部
6階が開発部
7階が広告部と社長室
というものでした。（各室の従業員は、だいたい20名は常駐勤務）
本社が7階建てのRCと言うと、凄く立派な建物
！！という印象を与えがちでしたが、神奈川県の小田急線のS駅徒歩5分
の好立地な場所で、とにかく上に細長い建物でした。なので、まったくもって、室内が狭い！
1フロアが共用部分含めて60㎡あるかないかの場所で、
何十人も詰め込まれて仕事をしているような状態でした
。建物の築年数は15年といったところで、
古すぎず、新しすぎず、事業用物件というより、
居住用を事業用に変えてみました的な、風貌でした。
1階の受付と応接室も狭いので、来客があるとすぐにエレベーターで上層階に
通さなければならない、なので、1階の受付嬢は常駐でした
。1階の受付嬢は、モデルの「オリビア」さんにそっくりな
ハーフ顔・巨乳（Hカップ）・スタイル抜群のH沼さん（当時23歳位、私と同じ年）。
彼女のような容貌なら、きっと人生変わっていただろう～
と思われるくらいの美人！本社の来客は全て彼女一人で切り盛りしている状態でした。
J社が伸びて、来客が増えてきたため
、もう一人の受付社員を雇うまでの間、私のいた建築部や他部署の女性が、お手伝いを命じられていました
。時間ごとに1階に下ろされて交代で受付の手伝いをするのです
。仕事は接客とお茶汲み・電話応対などの簡単な業務でしたが、
…私はH沼さんと並んで受付に座るのが嫌でたまりませんでした
。なぜって？それは勿論、
H沼さんと比較されてしまうに決まっている！！からでしょうが
！！ちなみに、H沼さんは美人なのに性格も良く、
よくお喋りや、飲みにも遊びにも行く仲の友人でした
。だから、
嫌いとか、嫌な人では全くない…ただ、隣に並びたくないだけ
。彼女を含めて以前、合コンもやりましたが、
…皆様のご想像の通り、H沼さんが何もしなくとも、男性陣を総ナメ
。「電話番号教えてよ
」「次の日曜は暇？
」「こんな御菓子買ってきたんだけど、良かったら食べて
」ただ受付に座っているだけでも、社内・社外問わず何人もの男性が近寄ってきます
。うぉ～～～～～
。群がっているというのはこういうことか！いいなぁあぁあぁあぁ～～～～～～～～～～～。…やっぱり美人は得だよねぇ！！←心の叫び
。私も隣に居るだけで、贈り物や御菓子など、
おこぼれにあずかること多数、なのは嬉しいんだけどぉ～～
チェッ。ただ、H沼さん、超美貌な外見とは裏腹に、話をすると、中身はオヤジ
。そこが私と通じるものがありましたね
。しかも、男性に対して凄く手厳しい
。モテる女性の心の内面をオヤジ口調で口に出すので、すごく面白かったです
。よく、ケーキを買ってきてH沼さんのご機嫌を取りに来る営業マンAさん
。H沼さんはそれを受け取り、
「
有難うございます～、Aさんに会えるととても嬉しいです」とニコッ
。そりゃ～、そんな美しい笑顔
を向けられたら、また来ちゃうだろうよ！デレデレ
に喜んだ営業マンが立ち去った後、H沼さんが真顔で私に言う
。「
ったくよ～、毎回毎回、同じモンしか持ってこねーなんて信じらんねーよ。あいつは顔もブサイクだよねぇ。短足だしさぁ。
女性にはもっと気ぃ遣えって感じじゃねぇ？？
スーツもダサダサだしさぁ～
」
あなたのその美しい顔からは想像つきませんよ、その言葉遣いとオヤジ的な韻は！！また次のBさん
から貢物のプリンを受け取ると、また美しい笑顔でお礼
。「
わぁ～ありがとうございますぅ～すっごく嬉しいです！いただきます。次は、ティファニーのブレスレットとかでいいですよ、エヘッ
」と冗談めかしてBさんに言う。Bさん、凄く嬉しそう。
「付き合ってから買ってあげるよぉ～」とデレデレ
。そのうち本当に買ってくるんじゃないか？
隣で見ていた私は言う
。「Bさん、私も～ティファニーでいいッスから」
Bさん「え？！
いやぁ～
・・・・さ、もう行かなくちゃ、じゃあね
」私「・・・逃げやがったな
。下心丸出しなやつめ！でもプリンは貰った！！」と彼女に言うと、彼女は…。
「
あいつさぁ～、メアド教えたら、毎日毎晩何度もメールしてきやがんの！
今は外回りしてます、とか。気持ち悪いよね
。いちいちテメーの用事なんて知らねーよって感じじゃねぇ～？？
ウザー
。私と付き合いたいなら、ブランド鞄とか時計のひとつやふたつ持ってこいっつーの！！
まぁ、あいつはベンツくれても嫌だねぇ～。」
そうだよね～、とお互い笑い合いながら思いました。
うーん。あんた天使
みたいな外ヅラしてて、中身は悪魔
だね。美人のタテマエとホンネですかい。
その悪魔的なところが、実は私は好きなんだがね
そんなセリフ、私も言い放ってみたい
～～～～～～～この当時、彼氏がいなかったH沼さん。
理想の相手をじっくり選んでいたのでしょうか。
男性が言い寄る度に、
笑顔で挨拶
、貢物を貰い
、相手が殆ど気に入らない人なので、凄い文句を言っていました
。1階の受付カウンターの奥の給湯室には、貢物の御菓子やら
小物やら、プチブーケやらがいつも山積み。
この先、こんな引き合いが強いけど、男性に手厳しいH沼さんを射止めるのは
一体どんな人なんだろう
と思いました…。後にH沼さんは、私が本社から異動した後に、取引先の超美形な男性と電撃結婚。
「できちゃった婚」でした。それから疎遠になってしまいましたが…
。彼女は今どうしているのだろう～。
風のたよりで、二人目の子を出産したとか
。年賀状に写る子供の写真は、彼女に似て美形の子供でした。
美男美女の子供、将来は親に似て毒舌になってゆくのでしょうか
。人間、見た目と本心は全く違うものですよね。
ちなみに、J社の10年前のパンフレットを見ると…
何故かH沼さんと私が、堂々と「受付部門」として、
受付カウンターに二人並んでカラー写真で載っています
。J社で木造住宅を建てる方に、なんと7年間も配られてました。トホホ…
。何でよりによって、私がお手伝いの時に撮影に来るんだ！！
今はもう廃盤のパンフレットですが…
。そうなって本当に良かった。