鳳凰古城での観光も終わり、今日から徐々に帰国へ向かって進んでいきます、でも観光は未だ少し残っています。先ずは鳳凰古城から比較的近い「南方長城」へ行きました。
北には皆さんご存知の「万里の長城」があり、モンゴルからの侵略を防いでいましたが、南にも長城があったのです。

「南方長城」は明代にミャオ族の反乱を防ぐために1554年から建設を始め、清代の1662年完成しました。全長190キロメートルで、城壁の高さは約3メートル、幅が2メートルです。大部分は山の脊梁に沿って建てられて、“シンキョウの万里の壁”と言われ、中国歴史上の大きな土木工事の一つに数えられています。
この長城は明と清の統治者が南の少数民族特に苗(ミャオ)族の農民一揆を防ぐために、城壁に沿って5kmおきに関所、兵営、前哨詰め所が設けられました。
現在は190kmあった南方長城の一部が遊覧区域として残されています。

バスが広い駐車場に到着しましたが、朝が早かったのか殆ど観光客はいませんでした。
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これが一部残された部分の観光地図です。
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「南方長城」という大きな石碑もありました。
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先ず最初に前方に見える200段ほどの階段を上らなくてはいけません。
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階段上の「東門」に着きました。
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東門を抜けると広場になっていて、左に見える建物跡が金勝営と呼ばれる駐屯地が置かれていた場所だそうです。
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広場の右手の山の上を見ると少し城壁が見えます。あそこまで上がるには500段の階段を上らないといけないそうですが、時間の関係で上がりませんでした。
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広場の周りにも城壁があり、そこに上がって広場を見ると世界一大きな囲碁版が見えました。2003年と2005年には中国と韓国の囲碁団体戦が行われたそうです。
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城壁を歩いてみましょう
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広場の奥に長い建物があり、お土産屋さんが入っているそうですが朝が早いのであまり営業はしていないようです。
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開いていた1軒を覗いてみると、主に手工芸品が売られていました。
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再び階段を下りて戻りましょう。東門を内側からみるとこんな感じでした。
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