The Beatles Lover No.5　ザ・ビートルズ・ラバー・ナンバー・ファイブ

人気ラジオ番組が、読んで楽しめるテキスト版になりました。

MOSO THE BEATLES

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ディープなファン目線、そしてサウンドメーカー目線でビートルズへの愛💖と共に楽曲を紹介していく人気ラジオ番組「The Beatles Lover No.5」。

杉田裕（JAYWALK）とサミー小川（メディアプロデューサー）がナビゲートします。

358回【2024年2月3日〜9日】の放送は、「リボルバー」の楽曲をご紹介します。

『The Beatles Lover No.5 の聴き方、楽しみ方（最新版）』人気ラジオ番組The Beatles Lover No.5　ザ・ビートルズ・ラバー・ナンバー・ファイブ好きな時に、好きな場所で、好きな人と。ビートルズへの…

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【サミー】最近はまた、海外のアーティストが日本に来るようになりましたよね。

【裕】コロナが明けて復活してきていますよね。

【サミー】以前に比べて、円安が進んでいます。

【裕】海外から日本に旅行に来るのなら良いのだろうけど、仕事として来る場合はギャラが減ってしまうことになる？

【サミー】おそらくドルで支払う契約になることが多いと思いますので、プロモーターの利益に影響が出るのかもしれません。

【裕】その影響でチケット代が上がったりして（笑）。

【サミー】杉田さんは海外ライブの経験はありますか？

【裕】1995年頃に、JAYWALKとして香港と中国・上海に行きました。香港はユニバーサルのスタッフがライブを見に来て、気に入ってくれて実現しました。僕の曲もカバーしてくれたりもしました。

【サミー】すごいすごい。

【裕】あと、上海体育館という大きな会場で２日間やりました。

【サミー】その当時、上海でライブをする日本人ミュージシャンは少なかったのでは？

【裕】当時としては珍しかったかもしれません。

【サミー】その頃の中国は、経済開放を行ったとはいえ、まだまだ発展する前の状況でしたから、日本人のミュージシャンのライブの走りだったかもね。さて、今週ご紹介する曲は？

【裕】1966年発売の『リボルバー』から、A面５曲目の「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」（Here There And Everywhere）、６曲目の「イエロー・サブマリン」（Yellow Submarine）をご紹介します。

【サミー】では担当する曲を「ビートルズじゃんけん」で決めましょう！グーはジョン、チョキはポール、パーはジョージ、あいこはリンゴだよ。「最初はジョン」で始めるよ…。

オープニングテーマは杉田裕の「ビートルズなんて誰も知らない」

ビートルズなんて誰も知らないProvided to YouTube by massenextビートルズなんて誰も知らない · 杉田裕WALK of LIFE℗ Number five MusicReleased on: 2023-02-27Lyricist: 小川修身Composer: 小川修身Auto-generated by YouTube.

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杉田裕の今週の紹介曲は「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」（Here There And Everywhere）

【裕】レコーディングのトラック、つまり、どう録音したのかを考えてみたいと思います。

【サミー】お、良いですね！

【裕】ポールのボーカルはダブルトラックになっています。ADTではなく、本当に歌っているダブルトラックだと思います。

【サミー】なるほど。

【裕】コーラスは三声で、これもダブルになっていると思います。リンゴのドラム、ポールのベース、ジョージとジョンのギター、そしてエンディングでホルンが出てきます。合計９つの声・楽器があります。

【サミー】そうなんですね。

【裕】日経BPから出版された『ザ・ビートルズ全曲バイブル』を見てみたんですけど。

【サミー】2009年に出た本ですね。

【裕】それも見ましたけど、僕は独自の解釈をしました。

【サミー】新しい視点ですね。

【裕】４トラックの時代なので、１にドラムとベースを録って、２にジョンのギターとポールのボーカルとホルンを入れます。３を空けて、４に３人のコーラスを入れます。

【サミー】ふむふむ。

【裕】空いている３トラック目には、１トラックに入れたドラムとベースと、４トラックに入れたコーラスをダビングします。

【サミー】ほーほー。

【裕】１と４が空きますよね。空いた１にはジョージのギターとポールのセカンドボーカルを入れます。４トラック目には、新たにダブル分のコーラスを入れる。これで完成です。

【サミー】なるほどー。

JAYWALK SUPER BEST

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【裕】2009年のリマスターを聴いていくと、何と何が一緒だな、というのが分かってくる。ところが、2022年のリミックスでは定位がはっきりとしてしまったので、逆に分かりにくくなってしまいました。

【サミー】今のお話は、杉田さんならこう録るということですね。

【裕】そうです。ただ、ビートルズは独特の録り方もあったので、必ずしも正解かどうかは分かりません。

【サミー】当時の機材の状況と、今のシステムに慣れた方では、発想そのものが違うかもしれませんしね。

【裕】今の機材を使って４トラックならこう録る、ということですね。

【サミー】先ほど話が出ました『ザ・ビートルズ全曲バイブル』は、改訂版の要望も多いようですね。

【裕】改訂版の出版を期待しています。曲の方は、2022年の新しいリミックスを聴いていただきましょう。

The Beatles - Here, There and EverywhereWatch the new official video for The Beatles’ “Here, There and Everywhere” by Trunk Animation.“Follow the band on tour, as they face an ever-changing backdro...

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サミー小川の今週の紹介曲は「イエロー・サブマリン」（Yellow Submarine）

【サミー】この曲は「エリナー・リグビー」と両A面でシングルカットされました。

【裕】そうでしたね。

【サミー】英国では４週連続１位になりました。その年のアイヴァー・ノヴェロ賞を受賞しています。これは、ソングライター・作曲家のための賞で、英国作曲家協会 (BASCA) により毎年ロンドンで授賞式が開催されています。

【裕】なるほど。

【サミー】その当時のインタビューで、ジョンは「潜水艦のサビの部分はポールが考えたけど、僕が作り始めていた部分があって、それと一緒にした」と語っています。

【裕】ふむふむ。

【サミー】後に、そのインタビューのことは忘れられてしまって、曲調と相まってポールの曲だろうというのが定説になっていました。

【裕】そんな雰囲気がしますよね。

【サミー】2022年の『リボルバー』（スペシャルエディション）で「Song Writing Work Tape」が公開されました。それは、この曲の原型になった、ちっと物悲しいジョンの３拍子の曲でした。まずはそれを聴いていただきましょう。

The Beatles - Yellow Submarine (Songwriting Work Tape / Part 1)The Beatles performing “Yellow Submarine (Songwriting Work Tape / Part 1).” Watch more videos from The Beatles: https://thebeatles.lnk.to/YTPlaylistsSubscrib...

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【サミー】これに続いて「パート２」も公開されています。

【裕】４拍子になっているバージョンですね。

【サミー】ポールのパートと合体された初期バージョンですね。出だしでジョンは３拍子と間違えたりして、まだ作曲時の影響が残っています。

【裕】僕が「MOSO THE BEATLES』でカバーしたバージョンとニュアンスが似ていますよね。

【サミー】杉田さんのカバーの方が先でしたけど、後からジョンの初期バージョンを聴いてびっくりしました。ジョンのあの声で歌われると「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」の世界や、後の「イマジン」を感じてましまいます。

【裕】リンゴを象徴する曲になりました。

【サミー】後々まで影響のある歌で、映画になったり、数多くのカバーを生んでいます。楽しいノベルティソング、ビートルズらしさが溢れる傑作だと思います。

Yellow Submarine (2022 Mix)Provided to YouTube by Universal Music GroupYellow Submarine (2022 Mix) · The BeatlesRevolver℗ 2022 Calderstone Productions Limited (a division of Universal ...

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「ビートルズしりとり」のコーナー

【サミー】意外に好評（笑）、「ビートルズしりとり」のコーナーです。

【裕】ビートルズで遊ぼう！

【サミー】日本語タイトルでしりとりをします。

【裕】今週は「さ」から始まる曲で行ってみましょう。

※先攻後攻はビートルズじゃんけんで決めました。

【サミー】「サムシング」

【裕】「グッド・ナイト」

【サミー】「ドント・パス・ミー・バイ」

【裕】「イエスタデイ」

【サミー】「イン・マイ・ライフ」

【裕】「フール・オン・ザ・ヒル」

【サミー】「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」→スでOK

【裕】「すてきなダンス」

【サミー】「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」→バ or ハ or パ

【裕】「バッド・ボーイ」

【サミー】「イッツ・オール・トゥー・マッチ」

【裕】「ち」は１曲だけなんです。「チェインズ」

【サミー】「す」は３曲だけで、もう２曲出てしまっていますので、これしか残っていません（泣）。「スロウ・ダウン」（ドボン！）

【裕】というわけで、ドボンの前に言った曲、今週は「チェインズ」を聴いていただきましょう。

Chains (Remastered 2009)Provided to YouTube by Universal Music GroupChains (Remastered 2009) · The BeatlesPlease Please Me℗ 2009 Calderstone Productions Limited (a division of Unive...

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「ビートルズ・カバーズ」のコーナー

【裕】ビートルズ曲のユニークなカバーをご紹介する「ビートルズ・カバーズ」のコーナーです。

【サミー】先ほどご紹介しました「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」（Here There And Everywhere）、「イエロー・サブマリン」（Yellow Submarine）のカバーを聴いていただきたいと思います。

【裕】どんなカバーかな。

【サミー】「Here There And Everywhere」はSisselによるカバーです。ノルウェーの国民的歌手で、クリスタルボイスなんて言われているようです。

【裕】とっても良い声です。年齢は38歳くらいかな？

【サミー】1969年生まれということですが、このカバーがレコーディングされたのがいつだったのかは分かりません（笑）。

【裕】こんなカバーをしたくなるなっていう感じです。

【サミー】「Yellow Submarine」は杉田裕さんのカバーです。ジョンの原型は、こんな感じだったんですね。杉田さんのカバーの後に、あのテープが公開されましたね。

【裕】雰囲気が似ていて、びっくりしましたし、嬉しい気持ちにもなりました。

Here, There And EverywhereProvided to YouTube by Universal Music GroupHere, There And Everywhere · SisselGift Of Love℗ 1992 Stageway Records NorwayReleased on: 1992-01-01Composer Lyr...

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Yellow Submarine (カバー)Provided to YouTube by massenextYellow Submarine (カバー) · 杉田裕MOSO THE BEATLES℗ Number five MusicReleased on: 2023-02-27Lyricist: LENNON JOHN WINSTONComposer: ...

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エンディングテーマは杉田裕の「絶望してる暇はない」

絶望してる暇はないProvided to YouTube by massenext絶望してる暇はない · 杉田裕WALK of LIFE℗ Number five MusicReleased on: 2023-02-27Lyricist: 小川修身Composer: 小川修身Auto-generated by YouTube.

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Vol.358 ビートルズはどんなレコーディングをしていたのだろう

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