16日、当地ブロック大会の準決勝と決勝が当市の市民球場で行なわれました。


準決勝、第一試合。我がサザンエンゼルスは、「O市カージナルス」と対戦いたしました。今大会における同チームの試合を観た限りでは、パワフルな打線が売りのようです。


開会式の時、整列している同チームを見たウチのチームの子達が、大柄な選手が多いのに気圧されたのか、


 あそことはやりたくないなあ


と、ささやき合っていたのを聞いた私は、


 あのチームと対戦できるまで勝ち残れりゃ大変なことだよ


と、笑ったものですが、春の椿事か、あれよあれよと言う間に勝ち進み、本当に対戦する事になってしまいました。


先発はエースI駒君。今日の試合も彼の右腕にかかってます。


試合は今日も先攻。今大会は全て先攻です。本来角井監督は後攻めを取りたいらしいのですが、ジャンケンに弱い歴代キャプテンの伝統をしっかり継承している現キャプテン君、なかなか監督に後攻めをプレゼントできません。


ただ、今日は珍しく勝ったらしいのですが、ゲンを担いだのか、敢えて先攻を取ったようです。今大会は、初回に相手投手の立ち上がりを攻め、全て先取点を取って試合の主導権を握り、勝ち進んでおりますから、ウチのチームは先攻が性に合っているのかもしれません。


初回、簡単に2死を取られた後、安打は出ましたが無得点。その裏のカージナルスの攻撃。1死後、2番バッターの当たりは痛烈なセンター前ヒット。と、思いきや、なんとセンター(女子)が猛然とダッシュしてこれを捕球するや、ファーストに送球してセンターゴロにし止めてしまいました。合格


市の予選では弛んだ走塁でレフトゴロを食らった我がチームですが、ブロック大会準決勝、しかも市民球場という大舞台で、この積極プレーが出るまでに成長しました(しかも女の子)。これには味方の応援席もビックリ!相手ベンチも面食らったことでしょう。(もっとも、ブロック大会上位に進出するようなチームであれば当然のプレーなのかもしれませんが)


この後、1安打は許しましたが、この回無失点。エース君の立ち上がりも上々です。


しかし、2回、簡単に2死は取ったものの、センター前にはじき返された打球が大きくバウンドし、突っ込んできたセンターの頭を越す3塁打となってしまいました。普通に処理していればシングルヒットだったのですが、センターが先程のセンターゴロの再現を狙ったのか、ちょっと不用意に突っ込みすぎました。


このランナーを内野のエラーで還してしまい、今大会初めて先行を許しました。


しかし、3回、この回の先頭打者で、先程ボーンヘッドで失点のきっかけを作ってしまった9番センターちゃんが、絶妙のセーフティーバントで出塁しました。それをきっかけに、我がチームとしては珍しくバント攻勢をかけ、1番がバントヒット、2番が送りバントを決め、1死2,3塁から3番君がライトオーバーの2塁打で2者を還し逆転。その後2死となったものの、そこから内野安打を連発。動揺した相手投手の制球難にもつけ込み打者12人で6点を取りました。


こうなると、試合は我が方のペース。4回には2死から連打で、5回には相手のエラーと投手の乱調につけ込んで、それぞれ1点ずつ加点し、8対1と突き放して試合を決定付けました。


しかし、相手はブロック大会準決勝まで勝ち上がっている強豪です。しかも強力打線を擁しており、まだ安心できません。5回に1点返され8対2となり時間的に最終回となる6回を迎えました。


6回表。我が方は、相手サードのエラーで先頭打者である6番君が出塁。ここで相手投手のボークで2塁に進塁。7番が四球を選び、無死1,2塁の絶好の場面を作ったのですが、8番三振で1死。9番はキャッチャーフライに討ち取られました。しかも、セカンドランナーの6番君がサードに走っており、慌てて戻りますがキャッチャーがベースカバーのショートに送ってダブルプレー。ショック!


絶好のチャンスをボーンヘッドで潰してしまいました。


応援席は、キャッチャーフライで帰塁できずに刺された6番君へのブーイングが起きましたが、試合後監督にこの場面について聴くと、実は盗塁のサインが出ていたにもかかわらず、9番のセンターちゃんが打ってしまったとの事でした。


したがって、6番君のミスではなく、9番ちゃんのミスでした。あせる


ダメ押しのチャンスを潰し、嫌なムードで最終回の守りについた我がチームですが、チャンスの後にピンチ有りで、先頭打者に安打を許し、このランナーがすかさず盗塁。無死2塁となります。


次打者の4番君はショートゴロでしたが、ランナーの離塁が大きいのが目に入ったのかショートがセカンドに送球してしまいました。


幸いな事に、ランナーを2,3塁間に挟んだのですが、挟殺プレーに弱い我が内野陣。なかなかこのランナーをタッチアウトにできません。それでも、なんとかサードベース直前でベースカバーのショートがランナーをタッチアウトに取ったかに見えたのですが、ボールを落としてしまいました。当然打者走者は2塁に進塁しており、無死2,3塁のピンチです。


最終回で6点差もあるのですから、ショートはファースト送球で確実に1死を取るべきでした。とにかくランナーを溜めるのが怖い場面なのですから。


この辺りの駆け引きがまだまだ課題です。


しかし、この後、2塁打を浴びて2点は返されたものの、最後のバッターをキャッチャーフライに討ち取りゲームセット!


終わってみれば8対4の快勝ではありましたが、最後はちょっとヒヤリとさせられ、点差程には楽な試合ではありませんでした。


しかし、何はともあれ、ついに決勝に駒を進めました。クラッカー


決勝の相手は、T市のMファイターズと、昨年の大会の優勝チームであるK市のNブレーブスの勝者です。どちらも我々にとって雲の上のようなチームですが、ここまで来たら優勝あるのみです。メラメラ