精神的にひ弱なU太郎を鍛えるため、武道を習わせる事にしました。


剣道、空手などの選択肢がありましたが、道具にお金がかからず、時間的に自由な柔道教室に入門させる事にし、昨日、早速近所の柔道教室(S盟館)に体験入門に行ってきました。


体験は、夕方6時半から8時です。U太郎は、木曜日はスイミングがありますので、それが終わった後、帰宅せずに駅前のマクドナルドで会社帰りの私と待ち合わせ道場に向かいました。


体験はU太郎だけですが、同じくスイミングがあったナッキも、面白半分について来ました。


道場には、幼稚園児から小学6年生まで、男女10人程の子供達が練習しておりました。担当のN先生に手招きされ、私とナッキは奥の座布団に座らせていただき、U太郎は道場に準備してある柔道着を着せていただきました。


もちろん、柔道着を着るのは初めてですが、これがなかなか様になってます。


他の子達に交じって準備運動をして、正座の仕方から、礼の仕方などを教わった後、早速受身をご指導いただきました。


しゃがんだ姿勢からの後受身、仰臥した状態から両足を上げての横受身などを教わりましたが、手で畳を叩く際、時々手の平でなく手の甲で畳を叩いてしまうのはご愛嬌としても、練習している内になかなか力強い受身ができるようになりました。


他の子達は受身を終えると、乱取りに入りましたが、今日初めて柔道を体験するU太郎ですから、これは当然見学です。


それにしても、「柔よく剛を制す」とは言いますが、まだ小学校1、2年生と思しきちびっ子が、中学生かと見まごうような大きな子に果敢に技をかけ、見事に投げ飛ばすのですからたいしたものです。ただ、見ている方は押し潰されちゃうのではないかとヒヤヒヤものです。


周りの子達に触発され、U太郎もやってみたくなったのか、うずうずしておりますと、それを察したかのようにN先生が


 ちょっとやってみようか。上手に投げられる子と組ませてあげるから、受身を取ってごらん


と、8時からの練習のため道場に出てきた中学生を呼び、U太郎と組ませました。


本当は、受身の練習のため、投げてもらうのが目的だったのですが、何を勘違いしたのか、U太郎は盛んに内股を仕掛けます。で、それが結構サマになってます(この辺り親バカモード120%)。


相手をしてくれた中学生は、苦笑いしながら、U太郎の仕掛ける内股モドキに合わせて投げられてくれました。調子に乗ったU太郎は見よう見まねでいろいろな技を仕掛けます。中学生は、それに合わせて投げられ役に徹してくれました。


そうしている内に小学生タイムも終わりに近づき、中学生たちが道場に出てきました。皆、私とナッキの前を通る時、


 こんにちは


と挨拶してくれます。気持ちが良いですね。この時、U太郎をこの道場に預けることを決心いたしました。


体験を終え、お借りした道着をお返しした後、N先生にお礼を言って道場を辞し、家路に就きました。歩きながらU太郎に感想を聞くと、楽しかったとの事でしたので、


 じゃあ、やってみるか?


と問うと


 やりたい!


と目を輝かせました。


もっとも、私としては、端から本人の意志とは無関係に無理やり入門させてしまうつもりでした。


それでも、嫌々やるよりは、多少でもやる気になってくれるに越したことはありませんので、まずは一安心です。


ところで、面白半分で太郎の体験入門について来たナッキですが、なんと、U太郎の道着姿に触発されちゃったのか、自分もやりたいと言い出しました。あまりにも意外な展開に


 はぁ?!


と思いましたが、本人は至ってまじめです。


まあ、何でもやりたがる好奇心旺盛のナッキですから別に不思議ではないのかもしれませんが、まさかナッキが柔道に興味を持つとは想像もできませんでした。


 それなら途中からでも胴着を借りて一緒に体験させてもらえばよかったのに...。


次の練習が土曜日ですので、その時にU太郎を正式に入門させ、ナッキには体験させてやる事にしました。さらに帰宅後、練習生に幼稚園児の女の子もいた事をアッカに話すと、なんと、アッカまでも体験したいと言い出しました。


先ほどまで、畳の部屋で、U太郎が昨日教わった受身をアッカに教えてましたが、アッカも完全にやる気満々です。


と言うわけで、明日は3人連れて道場に行く予定です。


なんか私までやりたくなってきました。(^^;