加須こいのぼりマラソン大会に行って来ました。
私の出場するハーフに先立ち、U太郎が出場する小学生2kmの部がスタートしました。
レース前、受付でもらったスタートリストを確認すると、予想通りSB杯群馬の3年男子3位だった加須ジュニアのK君の名がありました。しかも、同大会4年生チャンピオンで、その他各地の大会で優勝しているS君の名もありました。
これは手強い相手です。
K君も9月のSB群馬から力をつけているでしょうし、S君には正直今のU太郎では歯が立ちそうにありません。でも、せっかくの機会ですから、S君相手にどこまで食い下がれるか楽しみでもあります。
小学生のレースは、3、4年生男女と5、6年生男女の4部門がありますが、4部門とも一斉スタートです。しかも、高学年は前で、3、4年生はその10M位後ろからのスタートです。
ま、確かに大きい子も小さい子もごちゃ混ぜでは危険なので、一応配慮しているのでしょうが、それなら5、6年生をスタートさせてから30秒位間隔を空けてスタートさせるなどして欲しいですね。
3、4年生で速い子達は、5、6年生の後続組に行く手を阻まれてスタートダッシュが出来ません。後で聞きましたが、U太郎はスタート時に転倒したようで、原因はやはり高学年の後尾に走路を塞がれて減速したところで、後続の選手に押されてしまったようです。私はスタート後、新しく買った時計の操作に手間取りU太郎を見失っておりましたので転倒の事は知りませんでした。
幸い、大きな影響は無かったようですが、上位を狙う子にとって、スタートでの躓きは致命傷になりかねません。
さて、U太郎たちがスタートした後、今日一緒にハーフを走るランニング仲間のK氏と、競技場の入り口付近で帰ってくる選手を待ちました。
程なく高学年のトップが帰ってきました。上下黄色のランニングウェアは加須ジュニア。SB群馬大会の覇者K君です。相変わらず強い! やや遅れて女子選手も帰ってきました。SB群馬の5年女子を制し、上尾シティマラソンでも5年女子のチャンピオンに輝いたIさん、SB群馬の6年生女子を制した加須ジュニアのTさんの姿も確認できました。彼女たちの走りに見入っていると、
おおっ、倅が帰ってきたぞ!
というK氏の叫びに振り向くと、まぎれも無くU太郎が駆けて来ます。思わず時計を確認すると6分10秒。ゴールまで300M弱ですから、このペースなら7分30秒台で行けます。
U太郎~~っ!6分10秒!スパートしろ!(優勝)行けるぞ!
と檄を飛ばして競技場に戻りました。
ゴールしたU太郎を探すと、靴に装着した記録チップを外しているところでした。
どうだった?前に誰か(3、4年生が)いたか?
と尋ねると、
分からない。でも、タイムは7分35秒くらいだと思う。
と答えました。う~~ん、まあまあのタイムですが、優勝するにはちょっと微妙です。S君の姿は確認できませんでしたが、彼が相手ではこの位のタイムでは勝てません。
結果の発表を聞く間もなく、私はハーフの部のスタート時刻が迫りましたので、スタート地点に移動しました。
スタート地点で号砲を待つ間、小学5、6年生女子の部の結果がアナウンスされておりましたが、3、4年生の部の結果を聞く前にスタートとなりました。結果はこのハーフマラソンを走り終わってからのお楽しみです。
そして、今日も苦しみながらゴールまであと2kmの地点まで帰ってくると、私のランニング仲間で、本日は10kmの部にエントリーして既に走り終えたY氏が立っており、
ヒロシ君、U太郎が2位に入ったよ
と、知らせてくれました。
ああ、やっぱりS君には適わなかったか
と残念な気持ちと
まあ、S君相手じゃしようがないか
というあきらめの気持ちが交錯しながらゴールしました。
ゴール後、控え室の体育館に戻ると、U太郎が待っておりました。
U太郎、お疲れ。やっぱS君にゃ適わなかったね。
と、声を掛けると
いや、あの~~、S君はいなかったみたいでぇ...。
へっ?じゃ、優勝は誰なの?
そっ、それがぁ、K君だった。しかも1秒差で。
あちゃ~~っ!K君にやられちゃいました。なんか、SB群馬ではW君にSB茨城のリベンジをされちゃうし、今日はK君にSB群馬のリベンジをされてしまったわけで、よくリベンジされる奴です。
それにしても1秒差とは!(>_<)
こうしてみると、スタートでの躓きが大きいですね。また、SB杯のように部門毎のレースなら自分の順位もハッキリ分かりますが、4部門一斉スタートですから、周りを走っている子が自分のターゲットなのかどうか分からないのもやり難いですね。
ま、残念ですが仕方ありません。
ところで、2位の賞品なのですが、お約束のトロフィーやメダル、楯ではなく、こいのぼりの貼り絵が入った額でした。
優勝者には大きなトロフィーで、2位と3位がこの額だったそうです。埼玉県の伝統工芸士さんである「弥喜智」という方の作品だそうで、会場で見た時には子供にはちょっと渋すぎる賞品のような気がしましたが、家に帰ってじっくり見ると、結構味があり、玄関などに飾るインテリアとしてはなかなかのものです。
トロフィーも良いのですが、こういうのも地方大会ならではの趣向で良いと思いました。でも、メダルくらいは欲しいなあ。