http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111216-00000014-pseven-soci
景気がいい業界の人間は、遊び方も豪快だ。一昔前のヒルズ族や外資系金融マンの間で「ドンペリパーティ」「ジャグジー付き高級カラオケ」などといったバブリーな夜遊びが話題となったが、最近はどうなっているのか。
“スマートフォン特需”ともいえそうな恩恵を受けているあるネット広告会社では、営業成績が優秀だと社長の自宅でのパーティに招待されるという。
「高そうなワインが100本以上入っているワインセラーがあって、パーティには必ず芸能人やモデルが来ている。それに行くのが憧れです」(社員の一人)
この業界ならではの遊び方をしている者も。大手携帯ゲーム会社の20代社員の話。
「うちの幹部社員は、合コンではいつも自分で開発した“王様ゲームアプリ”をやってる。女の子は、幹部たちに近づきたいから、キスでもなんでもノリノリで盛り上がってますよ」
以下、少し駆け足でエピソードを紹介する。
●忘年会はミシュランの星付きレストランを貸し切り
●社員旅行は必ず海外。飲んだら?ナンパへ出動?が定番コース
●真っ赤なフェラーリで道端の女性に「乗ってかない? 送ってくよ」
すべて、バブル時代ではなく、最近の話だ。稼いでいるなら大いに消費して景気を良くしてもらいたいものだが、一方で、こうした派手な遊び方をしているのはスマホ関連業界の中でも、一部の経営者層に限られる。
「現場のプログラマーは、徹夜が多くて遊びに行く暇なんてありませんよ。収入だって多くはないし、平均勤続年数は3年と言われるくらいキツイ業界。早く独立して、遊べるようになりたい」(前出・ゲーム会社の20代社員)
景気のいいこの業界だからこそ、その格差はかなり巨大なようである。
※SAPIO2011年12月28日号
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111216-00015363-diamond-bus_all
レンタルソフト店「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は12月5日、東京・代官山に商業施設「代官山T-SITE」をオープンした。約1万2000平方メートルの敷地に、「代官山蔦屋(つたや)書店」を中心として飲食店や専門店が立ち並ぶ。
増田宗昭社長の資産管理会社が投資したもので、金額は明らかにしていないが、CCCにとっては「10年に1度の大規模な事業」(関係者)という。
にもかかわらず、オープニングイベントを行わないどころか、対外的な公表もほとんど行っていない。
後述するが、コンセプトは「大人のTSUTAYA」。それゆえ、若者を惹きつける賑わいを排し、メディアなどで人気スポットとして取り上げられないよう、細心の注意を払っている。
なかでも「代官山蔦屋書店」は、色々な意味で常識を覆す店舗だ。
まず、立地は東急東横線代官山駅から徒歩5分を要し、それほど足の便がいい場所とはいえない。
また、外観はおよそ書店とは思えない洒落た作りで、目立つ看板はない(写真)。
そして大型書店にもかかわらず、コミックや参考書などの学生向けの書籍はほとんど置いていない。一方で、雑誌は国内外あわせて2300種類に上り、また、旅行、料理、クルマといった趣味の分野や、アート、建築、哲学、歴史、宗教、文学などの書籍を充実させている。
音楽フロアには、従来の店舗では少なかったジャズ、クラシックが多数あり、映画フロアでは、DVD化していない映画をDVDにプレスして販売するサービスも行うなど、細かなニーズにも対応する。
最大の特徴は各分野に「コンシェルジュ」を置いたことだろう。例えば、旅行分野であれば、世界100ヵ国以上を訪ね歩いたライター、料理分野であれば専門誌の元編集長といった、いずれもその道のプロたちだ。
CCCが考えているのは、いわば「百貨店に近い書店」である。きめ細やかな接客や奥深い知識で、客の満足度を高めようという狙いである。
店内には大きなラウンジがあり、64年4月の創業から88年10月の休刊までの「平凡パンチ」など、非売品である約3万冊の蔵書やアートに囲まれながら軽食や喫茶やアルコールが楽しめる。さらに店内の書籍を読むことも可能だ。
このような新業態に乗り出した背景には、少子高齢化への危機感がある。
CCCの顧客は20~30代が中心であり、今の事業を継続していればジリ貧は必至だ。団塊世代を中心としたシニア層をいかに取り込んでいくか、その回答の一つが、今回の「大人のTSUTAYA」である。ここで新しい店舗の雛型を作り、いずれ各地に展開していくと見られる。
この挑戦が、果たして思惑通りいくか否か。その行方は多くの関心を集めることになりそうだ。
(「週刊ダイヤモンド」編集部 松本裕樹)
レンタルソフト店「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は12月5日、東京・代官山に商業施設「代官山T-SITE」をオープンした。約1万2000平方メートルの敷地に、「代官山蔦屋(つたや)書店」を中心として飲食店や専門店が立ち並ぶ。
増田宗昭社長の資産管理会社が投資したもので、金額は明らかにしていないが、CCCにとっては「10年に1度の大規模な事業」(関係者)という。
にもかかわらず、オープニングイベントを行わないどころか、対外的な公表もほとんど行っていない。
後述するが、コンセプトは「大人のTSUTAYA」。それゆえ、若者を惹きつける賑わいを排し、メディアなどで人気スポットとして取り上げられないよう、細心の注意を払っている。
なかでも「代官山蔦屋書店」は、色々な意味で常識を覆す店舗だ。
まず、立地は東急東横線代官山駅から徒歩5分を要し、それほど足の便がいい場所とはいえない。
また、外観はおよそ書店とは思えない洒落た作りで、目立つ看板はない(写真)。
そして大型書店にもかかわらず、コミックや参考書などの学生向けの書籍はほとんど置いていない。一方で、雑誌は国内外あわせて2300種類に上り、また、旅行、料理、クルマといった趣味の分野や、アート、建築、哲学、歴史、宗教、文学などの書籍を充実させている。
音楽フロアには、従来の店舗では少なかったジャズ、クラシックが多数あり、映画フロアでは、DVD化していない映画をDVDにプレスして販売するサービスも行うなど、細かなニーズにも対応する。
最大の特徴は各分野に「コンシェルジュ」を置いたことだろう。例えば、旅行分野であれば、世界100ヵ国以上を訪ね歩いたライター、料理分野であれば専門誌の元編集長といった、いずれもその道のプロたちだ。
CCCが考えているのは、いわば「百貨店に近い書店」である。きめ細やかな接客や奥深い知識で、客の満足度を高めようという狙いである。
店内には大きなラウンジがあり、64年4月の創業から88年10月の休刊までの「平凡パンチ」など、非売品である約3万冊の蔵書やアートに囲まれながら軽食や喫茶やアルコールが楽しめる。さらに店内の書籍を読むことも可能だ。
このような新業態に乗り出した背景には、少子高齢化への危機感がある。
CCCの顧客は20~30代が中心であり、今の事業を継続していればジリ貧は必至だ。団塊世代を中心としたシニア層をいかに取り込んでいくか、その回答の一つが、今回の「大人のTSUTAYA」である。ここで新しい店舗の雛型を作り、いずれ各地に展開していくと見られる。
この挑戦が、果たして思惑通りいくか否か。その行方は多くの関心を集めることになりそうだ。
(「週刊ダイヤモンド」編集部 松本裕樹)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111215-00000304-shueishaz-ent
1986年の登場から25年を迎えた『ドラゴンクエスト』シリーズ。冒険と闘いをくり返すことで成長し、より強大な敵に打ち勝っていくRPGの醍醐味を追及した同作は、瞬く間にプレイヤーの心をつかみ、シリーズ9作品すべてが大ヒットを記録。そして、これら一連の『ドラクエ』シリーズを生み出した一人が、堀井雄二氏である。
学生時代からフリーライターとして活躍し、『ポートピア連続殺人事件』『ドラゴンクエスト』など様々なゲームのシナリオを手掛けてきた。そんな堀井氏に、2012年に発売される最新作『ドラゴンクエストX』の情報について聞いてみた。
まず、今回の『ドラクエX』の一番の変化といえば、ドラクエ初のオンラインゲームになるということだが…。(以下「 」内堀井氏)
「『IXのときに『すれ違い通信』をやってみて、実はみんなけっこう人とのつながりを求めているんだなということがわかったので、今度の『X』ではソロでも気楽にプレーできるし、ほかのプレイヤーとパーティを組んでもプレーできる仕組みを実現できればと思っています。開発の進み具合でいったら、今は基礎工事がようやくできたってところですかね。もうベータテストに参加してもらう人を募集していて、実際のテストもそのうち始まると思うのですが、そこでのテストの結果をもとにどんどん改良していきます」
ドラクエシリーズにおいても初めてのMMORPG(マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロールプレイングゲームの略で「多人数同時参加型オンラインRPG」のこと)を採用したため、何千人が一斉につないだときにはたして何が起こるのか、やってみないとわからないらしい。
それにしても、ドラクエ誕生から早25年が経過しているわけだが、その間におけるこのゲーム業界のすさまじい変化についてはどう考えているのだろう。
「時代がたって、今やバーチャルがリアルを侵食しているような状況になっていますけど、たとえハードは進化しても、面白さの本質は変わらないと思います。ケータイもあって、インターネットもあって、とにかくヒマつぶしのツールがたくさんあるなかで、最後は『楽しそう』『やってみたい』と思わせることができるかどうかではないでしょうか」
現在は、来年に発売を予定している『ドラクエX』の準備に忙殺されているという堀井氏だが、仮にドラクエ以外になにかゲームを作るとしたらなにか作りたいものはあるのだろうか?
「『ポートピア連続殺人事件2』を作りたいなとはもう発言してますよ。『犯人はヤス』というサブタイトルで」
え、それだとすでに犯人が最初からバレてしまっているような気がするのだが……。
「いやいや、ヤスモトとか、ヤスエとか、ヤスユキとか、ヤスのつく人が山ほどいて、どのヤスかわからないんですよ(笑)。物語の出だしはツイッターの書き込みから、とかね。でも、なかなかつくる時間がとれないので、まぁ、しばらくは実現しないでしょうけど」
【MEN’S NON-NO 1月号 「あの人に会いたい vol.01堀井雄二」より】
1986年の登場から25年を迎えた『ドラゴンクエスト』シリーズ。冒険と闘いをくり返すことで成長し、より強大な敵に打ち勝っていくRPGの醍醐味を追及した同作は、瞬く間にプレイヤーの心をつかみ、シリーズ9作品すべてが大ヒットを記録。そして、これら一連の『ドラクエ』シリーズを生み出した一人が、堀井雄二氏である。
学生時代からフリーライターとして活躍し、『ポートピア連続殺人事件』『ドラゴンクエスト』など様々なゲームのシナリオを手掛けてきた。そんな堀井氏に、2012年に発売される最新作『ドラゴンクエストX』の情報について聞いてみた。
まず、今回の『ドラクエX』の一番の変化といえば、ドラクエ初のオンラインゲームになるということだが…。(以下「 」内堀井氏)
「『IXのときに『すれ違い通信』をやってみて、実はみんなけっこう人とのつながりを求めているんだなということがわかったので、今度の『X』ではソロでも気楽にプレーできるし、ほかのプレイヤーとパーティを組んでもプレーできる仕組みを実現できればと思っています。開発の進み具合でいったら、今は基礎工事がようやくできたってところですかね。もうベータテストに参加してもらう人を募集していて、実際のテストもそのうち始まると思うのですが、そこでのテストの結果をもとにどんどん改良していきます」
ドラクエシリーズにおいても初めてのMMORPG(マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロールプレイングゲームの略で「多人数同時参加型オンラインRPG」のこと)を採用したため、何千人が一斉につないだときにはたして何が起こるのか、やってみないとわからないらしい。
それにしても、ドラクエ誕生から早25年が経過しているわけだが、その間におけるこのゲーム業界のすさまじい変化についてはどう考えているのだろう。
「時代がたって、今やバーチャルがリアルを侵食しているような状況になっていますけど、たとえハードは進化しても、面白さの本質は変わらないと思います。ケータイもあって、インターネットもあって、とにかくヒマつぶしのツールがたくさんあるなかで、最後は『楽しそう』『やってみたい』と思わせることができるかどうかではないでしょうか」
現在は、来年に発売を予定している『ドラクエX』の準備に忙殺されているという堀井氏だが、仮にドラクエ以外になにかゲームを作るとしたらなにか作りたいものはあるのだろうか?
「『ポートピア連続殺人事件2』を作りたいなとはもう発言してますよ。『犯人はヤス』というサブタイトルで」
え、それだとすでに犯人が最初からバレてしまっているような気がするのだが……。
「いやいや、ヤスモトとか、ヤスエとか、ヤスユキとか、ヤスのつく人が山ほどいて、どのヤスかわからないんですよ(笑)。物語の出だしはツイッターの書き込みから、とかね。でも、なかなかつくる時間がとれないので、まぁ、しばらくは実現しないでしょうけど」
【MEN’S NON-NO 1月号 「あの人に会いたい vol.01堀井雄二」より】