定期預金の賢い預け方とは? | スクランブル交差点

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 ネット銀行やネット支店といった、インターネットを経由したサービスを提供している銀行は、人件費や店舗運営費などのコストが安く抑えられる分、日頃から高金利のサービスを提供している。

 定期預金をするなら、断然ネット銀行やネット支店がオススメだが、6月、7月などのボーナスシーズンは、より多くの資金を集めようと、高金利合戦が繰り広げられる。

 まさに、定期預金の絶好のチャンス。定期預金は預けるタイミングが重要で、年に2回、夏と冬に実施されるキャンペーン金利を活用するのが賢明。

 ただ、気をつけたいのが、中途解約のリスク。中途解約をしても元本は保証されるが、ペナルティーとして、せっかく高金利だった利息が大幅に減ることも。

 「中途解約のリスクを考えるなら、大金を一括で預けずに、中途解約をしても良いように小口に分けて預け入れるのも一つの手です」(ファイナンシャルリサーチ代表 深野康彦さん)

 例えば、200万円だったら、150万円と50万円と2つに分けて定期預金にし、おカネが必要になったら、片方だけを解約すればいい。普通預金に眠らせていてはもったいない。ぜひ、このチャンスに行動を起こそう!


◆預ける前に要確認!
これだけは覚えておきたい銀行預金攻略の3つのポイント!

●Point1 
定期預金をするなら金利が高くても長期で預けてはダメ!

 しばらく使う予定がないまとまったお金。「金利も高いし、定期預金10年物に預けようかしら?」と考えている方、ちょっと待って。確かに、預入期間が長いほど、一般的に金利も高くなる仕組みだが、本当にお得? 
 例えば、みずほ銀行の場合、定期預金5年物、10年物の金利は、それぞれ0.06%と0.25%。しかし、高金利時代の97年は、1.45%と1.70%だった(旧第一勧銀)。

 「この低金利の時代に、5年、10年も預けてはいけない。半年や1年物に預けておき、金利が上昇した場面で、高金利の商品に乗り換えられるようにしておくのがベスト」(深野さん)


●Point2 
1カ月定期の場合、利率の12分の1しかもらえないので注意!

 「金利0.1%の1カ月定期」こんな広告を見て、すごい高い金利と飛びついてはいけない。100万円預けると、100万円×0.1%だから……、1000円の利息と思った人は要注意。

 金利の表示は基本的に、1年間預けた場合の、元本に対する利息の割合を示す「年利」になっているからだ。1000円は、1カ月定期を1年間繰り返し預け続けたと想定したものであり、実際には、1カ月の利息は1000円÷12=(約)83円が正解。

 また、金利0.1%の5年定期に100万円を満期まで預けると、利息は100万円×0.1%×5年=5000円となる(単利計算の場合)。「元本×年利×預入期間(年)」で利息は計算を!


●Point3 
同じ銀行の別の支店に預金を分けていてもペイオフの対策にならず!

 ペイオフとは国内の銀行が経営破綻した際、元本1000万円までの円預金とその利息を保証する制度のこと。1000万円を超えた部分の預金は、保証されない可能性が大。ペイオフ対策として、複数の口座に資産を分散させる方法があるが、注意が必要。

 「保護されるのは、1金融機関に対して、元本1000万円までとその利息。同じ銀行の別の支店に同一名義で預けていても、合計で1000万円を超えた預金は保護されません」(深野さん)

 また、外国の銀行の在日支店や、日本の銀行の海外支店も、保護の対象外となっている。


<お話を聞いたのは>
深野康彦さん
ファイナンシャルリサーチ代表。独立系FP会社を経て06年に独立、現在に至る。メディアなどで投資の啓蒙活動を行なう。近著に『これから生きていくために必要なお金の話を一緒にしよう!』(ダイヤモンド社)。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110705-00000301-zai-bus_all