○質問
第一次世界大戦後にフランスが東欧諸国と連携して小協商を支援したのはなんで?
あと小協商ってなに

○回答
小協商は、ユーゴスラビアとチェコスロバキアとルーマニアの三国が結んだ安全保障体制。

安全保障体制とは、この三国がほかの国から攻められたら、お互い助け合いましょうという約束のこと。

第一次世界大戦のイギリス、フランス、ロシアの三国協商に対して、こちらは小協商と言われます。

ユーゴスラビア、チェコスロバキア、ルーマニアはドイツやロシアと言った大国に挟まれてるので、一国、一国だと弱い。したがって、三国で対抗しようということ。

もともとは、領土拡大の動きを示したハンガリーに対抗するために出来ました。

その後、ドイツやイタリアといった反ファシズム勢力として残ります。

フランスも小協商も仮想敵国は、ドイツです。
フランスは小協商と結びつくことで、ドイツを挟み打ち出来るぞとドイツを牽制できるようになりました。

しかし、1930年ぐらいなら足並みがそろわず、相互の利益を主張するようになり、崩壊しました。

このような状況であったため、ナチスドイツはチェコスロバキアを比較的簡単に併合できたのです
もし、小協商が機能していたら、違っていたかもしれません。