津田塾の論述。

アメリカ大統領のケネディとジョンソンが面した社会問題と外交問題について

説明せよ。

 

●以下にポイントを比較しておきます。

 

◎ケネディ政権(1961~1963)
(社会問題)
*スローガン:「ニュー=フロンティア政策」
⇒貧困、人種差別などの解決に積極的に取り組む。 新しいアメリカを建設しようと訴えた。
(外交問題)
*キューバ危機(1962年)
⇒(原因)キューバにソ連がミサイル基地の建設を計画したこと
 (結果)米ソの対立が高まった事件。ソ連が譲歩し終結
 (影響)ホットラインの設置、部分的核実験停止条約(PTBT)
 
◎ジョンソン政権(1963~1969)
(社会問題)
*スローガン:「偉大な社会」
*貧困、人種差別などの解決に取り組む。
※ケネディの副大統領のため、基本方針は変わらない。
 (結果):公民権法の成立(しかし、差別は十分に解消されず)
     貧困の解消もヴェトナム戦争の介入により財政危機に
(外交問題)
*ヴェトナム戦争に介入、北爆の開始(1965年)
⇒ヴェトナム反戦運動が高まり、アメリカ軍のヴェトナムからの撤兵を求める動きが世界的に広がる。