個人的な話ですが、怖い夢を見ました。


夢の中で、20年以上前の大学院の学生*に逆戻りしていて白衣を着ていました。

*農学生命科学研究科応用生命化学専攻(当時の名称)でした



修士論文をまとめるための研究をしていますが、何から手をつけてよいのか分からず途方にくれています。

周りの学生達がそれぞれ実験している中、何もできずに立っているだけ…


当時の研究室の先輩が夢に出てきたので、研究について相談にのってほしいとお願いしました。


すると先輩は

「場所を変えよう」

と…


連れて行かれたのは近くの公園の中にあるペンギンの形をした遊具(?)の中で、なぜかアップライトピアノがあり、ピアノの椅子に座らされてピアノを弾きながら研究についての相談にのっていただくという展開になりました。

(この時点でおかしいので夢だと気付いても良さそうなのですが)


その後研究室に戻ると、相談した甲斐あって少しは方向性が見えてきたものの、溶液の濃度計算ができないし、そもそも化学式すら読めなくなっています。


どうしよう...卒業できない(*正確には修了できない)、と実験器具*を握りしめて結局途方に暮れるだけ。


*高速液体クロマトグラフィーという方法で実験するための細い金属のカラム(細長い筒状の実験機器)を握りしめて、実験台にはメタノールやクロロホルムなどの液体が入った褐色の瓶が置いてありましたが、使い方も忘れています。


そのときこんなことを思いました。

(もう卒業できない…

昨年11月に亡くなった父に、卒業の報告をしたかった…ごめんなさい)


...と、ここで目が覚めました。


夢の中とはいえ、こんなに実験や研究のプレッシャーを感じるなんて本当に怖かったです。

妙に現実味がありました。


ここ何年も音楽一筋…で生きてきたのに、20代前半当時の研究室や実験器具、やっていた実験のことなど一気に夢に出てきたことが驚きでした。


心の奥深くの記憶…特に大学院生のときに感じたプレッシャー、卒業できなかったらどうしようという不安な気持ちがまだ残っていて、長らく忘れていたのに突然意識の表層に浮かび上がってきたかのようです。


怖い夢でしたが、とても久しぶりに理系にいた頃のことを再体験できた気がして、懐かしくもあり、不思議なことに少し嬉しくもありました。


現実はというと、優秀な同級生や先輩、先生方に囲まれて常にプレッシャーや不安を抱えながらもなんとか無事に修士課程を修了し、父は大喜びで大学院修了式にも来てくれました。

父に喜んでもらえて本当に嬉しかったことを覚えています。


今はピアノ教室を開いていて、大学院で勉強したことは直接活かしていません。

せいぜい子供の夏休みの自由研究の手伝いのときに少し役に立つくらいです。


そのことに罪悪感を感じたことは正直ありますが、大学院時代の出会いがあって紆余曲折経て今千葉に家を構えて教室を開いているので、大学院時代の経験や出来事は現在につながっていることは確かです。


夢から覚めた直後は怖さしかありませんでしたが、時間がたつにつれて、懐かしい研究室の方々に夢で会えたことや、2度と縁がないと思っていた実験器具に触れたこと、白衣を着た若い自分に再会したことなど、なんとも言えない嬉しさと感謝がじわじわ込み上げてきました。


印象的な夢だったので、忘れないうちに書き留めておきたくてこちらに投稿しました。


そんな夢にも脇役ながら登場してしまうピアノ…

やっぱりピアノが大好きなんだなぁと思いました。


2000年代初頭

大学構内の噴水広場にて

大学院生のとき…若かった…


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