8月の初まり
夕方から江の島へ。
小田急線の片瀬江の島駅は
いかにも夏!の若者でごった返し
その熱気と独特の開放感に気おくれして
ソワソワしてしまう。
かつては私もあちら側だったのだろうか?
もう思い出せない。
海の家が立ち並ぶ浜辺に降りてみた。
海岸は夕方とは思えない賑わいで、
本当に必死に女の子をくどく男子や
迫りくる夜のために身づくろいする女子が
思い思いの夏を満喫していた。
私たちも裸足になって
そんなこんなをしばらく眺めていたけれど、
なにかが焼けるにおいに誘われて
お腹が減ったことに気づき
夕飯に出掛ける。
行った先はお気に入りのDIEGO
たくさん食べて語って笑って
何度も何度も「夢のような時間だ。。。」
と感じながら至福の時を過ごす。
汗をかいた白ワイングラスと
イチゴのシャーベットとバナナタルト。
食べ物ってなんでこんなに可愛いんだろう。
再び海岸へ・・・
暗くてよく見えないけれど
目を凝らすとそこここに人がいる。
ここでの夜明けを決めた若者グループや、
この後の行先を決めかねているような。。。
いやいや本当は心に決めた行き先があるけれど
言い出せない様なカップルや、
そんないろいろな人たちの合間を縫って
私たちの場所を定めた。
花火に火がつくと
江の島の灯台の灯りが向こうに見えて
夜の海 花火 灯台の灯り
遠くで若者が騒ぐ声 想い出
月 光るテールランプ
キーワードだけつなげていっても
歌が一曲出来てしまいそうな夜。
この夜はきっと忘れられないんだろうなぁと
思う。