「何としても 取ります」と 試合後の和田監督のコメントだが 、では「その方法論は? 」と聞きたい。
勝つしかないし、打つしかないのだが、「では どんな方法で 」が 重要だ。
気持ちだけで 勝てるのなら苦労はない。気持ちも大事だが 戦略・戦術は もっと 大事だ。精神論を重要視する人も多いが 現実論として、精神を鍛える為に どんな努力をしているのか?と問われたら キチンと答えられるプロ野球選手は少ないハズ。
金本や新井貴のように 護摩業など 精神面を鍛える修行みたいな事をしている選手は少数だ。野球が上手くなる為の練習はたくさんしているが 精神を強くする訓練はしていない。
私も プロ生活19年したが 精神を鍛える修行などした記憶がない。長いことプロ生活をしてれば 場慣れはするが 場慣れは 精神が強くなった事とは違う。
だいたい トーナメントの気持ちで戦うとか 言われても 戦い方が リーグ戦と どう違うのか マスコミ受けはするが やってる方は 違いは分かっても 戦い方が 具体的にどう違うのか 分からない。
しかし、タイガースの選手を見ていると精神面に 何か 問題を抱えているのは 間違いない。ここ一番が 非常に弱いし なんと言っても覇気ないように見える。見えるだけで 本当は みんな一生懸命プレーしているのだろうが しかし、覇気がないように 見えてしまうのは 応援する者にとっても辛い。これを 解決しない限り また 来年も同じ事だ。
もし、これを解決出来るとしたらそして 今夜の試合に勝ち、CS も勝ち進み 日本シリーズで優勝し日本一になるとしたら、ここ一番で 本当に強いチームになれるかもしれない。
しかし、じゃ、この短期間で、どんな方法で タイガースを改革するんだ と言われれば 私は 答えを持っていない。この答えを持っている人間が次のリーダーだ。
もちろん、和田監督が 短期間でチームを立て直し チームを日本一に導いたら 来季も 今度はセリーグ制覇を目指して その手腕を振るって欲しい。
また、 反対に、このまま CS の主催権も失い、カープに第1ステージで敗れる事があるのなら チームを立て直せる方法を知っている人が 来年の指揮官になるべきだと思う。
まっ、私に それを決める資格も権限もないけど………。何しろ、この戦力と人気だ。やりたい人は たくさん いるだろう。
さて、昨夜の試合、5回表、もったいない1点を与えてしまった。先頭打者の下園には 2ストライクから 次のバルディリスには 1ストライクという 投手絶対有利カウントからヒットを打たれ 黒羽根には 2ストライクから四球を与えて 0死 満塁、やっと 2死までこぎ着けたところで 山崎に死球で1点を与えてしまった。
実に もったいない点の取られ方である。これが決勝点となったが 試合を振り返れば 両チーム 3安打づつで 消化ゲームにしか見えない試合だった。
何の盛り上がりもなく また エキサイティングな所もなく 淡々と試合が流れていった。これが もしかしたら、今シーズンの甲子園のラストゲームになるかもしれない試合なのに残念である。
観衆28867人、空席が目立つ甲子園だったが 来シーズンの甲子園のラストゲームは 超満員になって欲しいと願うばかりだ。