こんにちは。
「ゴッドオブウォー」の最新作が発売されましたね。
神殺しの神、クレイトス。
復讐と怒りにすべてを捧げた男。
そんな彼の物語に新たな続編が生まれました。
というわけで、今回は「ゴッドオブウォー」について紹介します。
結論から言うと、
「ゴッドオブウォー」は3が傑作です。
グラフィック・演出ともに素晴らしく、その年のゲーム大賞を受賞しているほどです。
今作は約束された神ゲーと謳っていますが、
それは、単に「売上げ」が約束されているだけでしょう。
とりあえず、買ってでもやりたいという人が多くいるので。
このあたりは、「モンスターハンター」と同じです。
某スクウェアのように、過去の栄光にすがるだけのプロダクションにはなってほしくないものです。
今回は主神であるオーディンがまったく登場しなかったので、
また3部作で展開するつもりなのでしょうか。
この物語の主人公、クレイトスはギリシャ国家、スパルタで戦士として活躍していました。
厳しい訓練と規律によって、圧倒的な強さを誇るスパルタ国。
そんな彼らも数の暴力には従わざるを得なかった。
蛮族に囲まれ、すべての兵を失い、自らの命も消え去ろうというとき、
彼は「戦いの神」にすべてを捧げると誓った。
そのために、自らの魂すら差しだそうと。
かわりにすべての敵を、「殺してくれ」と願った。
神は、その願いを叶えた。
それがすべての始まりだった。
復讐の物語というのは、どこか惹かれるものがあります。
その行いは決して「正しい」ものではないけれど、
かといって単純に「悪い」と言えるものでもない。
どうしても許せないこと。
殺してでも叶えたい「復讐」、というのはあると思います。
きれいごとなどではなく。
いまも、そうした「願い」に憑りつかれてる人はたくさんいるでしょう。
それを間違っている、と言ってしまうのはあまりにも浅いと感じてしまいます。
あなたが同じ境遇に立ったとき、
はたしてそう簡単に言えるでしょうか?
幼い頃から絶えず暴力を受けつづけていたら?
好きだった彼女がレイプされ、ぼろ雑巾のように捨てられたら?
自分の子供が誘拐されて、殺される姿をビデオカメラで撮影されていたら?
でっちあげの犯罪で、死ぬまで牢獄に入れられたら?
そいつを憎み、「殺したい」と思わないことがあり得ますか。
これはそんな復讐の炎を胸に宿した男の物語です。
そのためにはどんな「残酷」なことだろうと、
人を殺すことすら、躊躇うことはしません。
彼は最後まで自らの復讐を遂げることを強く望んでいます。
それはとても強い暴力という形で表れます。
ときに生々しく、目を覆いたくなるような残酷さで。
それゆえに、惹かれるものもあります。
果たして、彼はどんな結末を迎えるのでしょうか。
復讐に意味はあるのでしょうか。
それが、「ゴッドオブウォー」の魅力です。
ちなみに、今作ではそうした復讐の要素はほとんどありません。
それゆえ、どうしても「インパクト」が足りないという印象を受けてしまいます。
まるでジャンプ漫画みたいに、悪役から寝返った味方さながらに悪さをしなくなってしまうからです。
あれ?
そんな「きれいな」物語だったっけかな。