お風呂から上がった和也に水を渡し

寝てもいいぞって風呂に入りに行った。





上がって部屋に戻ると布団の上で膝を抱えて待ってる和也がいた。


「あんまり物が無いんだね…」
「ん。片付け面倒だから。」
「家では描かないの?」
「家ではもっぱらあれ」
机の上のスケッチブックを指差す。

あぁと納得したように頷いた和也のまだ赤みが残った頬に母ちゃんから受け取った冷却シートを貼ってやりながらやっぱり綺麗な顔だなと見とれてしまう。





「……あんまりまじまじと見られると…恥ずかしいんだけど///」
「あっっ///ご、ごめん///」
慌てて離れた俺を追い詰めるようにグイッと近づいてきて
「な、なに?」
「智も綺麗な顔してる」


からかってんのかと思ったけど、

真面目な顔して好きだよって呟くから

和也をそっと抱き寄せて


今度は俺からキスをした。