「さとし」
「ん?」
「なんでもない…」
「…さと」
「ん?」
「ううん…やっぱなんでもない…」
「ふふ…なんだよさっきから」
そう言ってカズを引き上げ膝に乗せると
「なっ…なによ…」って視線をさげるから
赤くなったその耳にチュッと唇で触れた。
「んぁ…////ちょっ……」
耳が弱いのは知ってる
その耳を押さえた手に
頬に
首筋に
順番にキスしたら
フルッと身を捩るカズが小さく息を吐いた。
「どうする?続ける?今日……あっ、もう昨日になったか…キスの日だっけか?」
「/////知ってたの…?」
いろんな日があるもんだなとかって翔くんと盛り上がってたじゃんか。
へぇーそうなんだって思ってて
で、
さっきからのカズの態度でピンときたんだ。
「そんな日があるとか知ると特別な気がするよな」
「////」
「当たり?続き……する?」
「うん///する…」
可愛いなって思ってその唇目指したら
カズも自分からしようとしたらしく
ぶつかるみたいに触れた唇
フフっ…////
お互いに笑って
ギュッて抱きしめて
改めて唇を重ねた。
絡める舌と甘い吐息に身体が熱くなる。
長い長いキス
ほぅ…と息つくカズ
「ごめん…キスだけじゃ終わらない」と言ったら
「ん…オレも…」って笑顔を見せるから
今度こそ慌てずに
身体中にキスをおとして
ゆっくりゆっくり繋がっていった。
「んッ……んあ…さと…さとしっ……」
「カズ…カズ…」
おいらの下で啼いて揺れてる和也は
いつも綺麗で
クタッとした身体ををそっと抱きしめる時も
好きだよってしがみついてくる和也が
とっても愛しい。
おいらの腕の中でスースーと寝てしまったカズを見て
「俺らにとっては毎日がキスの日だなぁ」って呟くと
寝てるカズがなんだか微笑んだ気がして
もう一度、そっとキスをした。