暑いですね・・・

今日は仕事は休みですが、家に引きこもって仕事をしています。

つかれて一息入れようとすると、

ふとした瞬間に夫の事を思い出してしまう。

 

そして、同時に今後の自分のことも考える。

 

つかれたぼーっとした頭でこれ書いてます。

 

 

今、私は幸いにして健康上特に大きな問題を抱えてはいない。

 

でも、だからこそ先々の事を今考えておかないと。

まだまだ自分は健康と思っていても、いつ何が起きるかわからない。

私みたいに健康診断で特に大きな問題はない人だって、いつ癌になるかわからない。

それは夫のことで嫌と言うほどわかっている。

 

先の心配をするより、今の生活を楽しむ方が大事?

今、この瞬間を笑って過ごすことの方が大事?

 

それもわかるけれど、この先の心配が常に頭のどこかにある。

とにかく私は今ひとりぼっちになってしまったのだから、

自分の身は自分で守るしかない。

キリギリスのような生活は、現実にはいつまでも続けることはできない。

 

たとえば十年後

私はいくつになってる? まだ働いてるかな?

今だって体力的にはきついのに、十年後もこの仕事続けられるかな。

二十年後は…?

私、いったいいくつになってるのよ!?

もうその時、令和じゃないかもしれない。

考えると恐ろしくなってくる。

今すぐに、と言うわけではないけれど、

少しずつ具体的なこと考えないとね…

気が重いけれど、でもこれが現実。

ああ、これが終活って言うのかな。

 

考えたら今後私を待ち受けている人生のイベントって、

冗談抜きで葬式ぐらいじゃない?

しかもこのイベントは自分で日程を計画できない。

ある日突然やって来て、しかもその時には当の本人はいない。

結局遺された者に丸投げされるしかない。

子供のいない私の場合、「遺された者」っていったい誰?

私が死んじゃっても、夫を亡くした私みたいに悲嘆にくれる者はもういない。

それはそれで、さびしい気がします。

 

今は特に何も困ってはいないけれど、

でもね、たとえば私が入院することになったら?

保証人や身元引受人はいったいどうするの?

 

考えたら、今私が住んでいる土地に、頼れる親戚親族は誰もいないのです。

そういう意味では、ここで私は正真正銘ひとりぼっち。

今は私みたいな独り者は多いから、友人でも病院はOKしてくれるって?

でもね、仮に私が治療方法について意思を表明できないような状態になった時、

ま、つまり延命措置をどうするかとかいう話になったとして、

友人にそんな重い事を託せる?

(それ以前にそんなこと頼める友人いないけど)

 

ま、これは極端な例だけど、でも現実にはあり得る話じゃないかな。

 

私には幸いにして母親や妹、甥姪がいるけれど、

みーんな遠い実家の方。

いずれあちらに帰るべきか…

……

 

今は正直考えられない。

 

夫と過ごした思い出のあるこの地を離れることは考えられない。

実家に帰ってしまえば確かに安心して暮らせると思うけれど、

夫と完全に切り離されてしまうような気がする。

そうすると、私が夫と過ごした年月まで消されてしまうような気がする。

思い出と無理に引き離されるような気がする。

もちろん、そこかしこに夫との思い出があるという事は、

何を見ても思い出し、事あるたびに涙にくれるという事だけど、

でも、辛いけれどもそういうものに囲まれて過ごしていきたい。

多少不自由であってもその方が私は幸せ。

もう物欲があまりなくなってしまった今、

私にとって今一番大事なものは思い出だから。

 

こんなセンチメタルな理由が果たしていつまで通るかな…

 

そうも言っていられない時が、いずれ来るかもしれない。

一人でここにいるのも正直不安なんです。

今のところ毎日を無事に送っているのは、たまたまなんだと思う。

動けなくなったらどうするの?という不安が常にどこかにあるんです。

 

私が不幸にして長生きするとして(私は70で夫の所に行きたいんだけど)

80、いや90になってもまだ天に召されないとして、

誰も頼る者のいないここで、今のような一人暮らしを続けられる?

だいたい100まで生きちゃったらどうすんのよ!

体のどこかにガタが来ていたっておかしくない。

ボケていないとも限らない。

お金だってスッカラカンになってるかもしれない。

そうなったら実家の方に帰るしかないだろうな。いやが上でも。

まだ私には実家があるだけ有難いと思わなくては。

でもね、80や90になって、一人で引っ越しができる?

それに実家と言っても一軒まるまる私一人の住まいじゃない。

今ここにあるモノ、半分いや十分の一以下に減らさないと持ってけない。

そんな断捨離80や90になってからできる?

その時の私にそんな体力気力頭がある?

……ってことは、出来るうちに準備して引越ししておかないと。

 

こんなこと考え出すとどんどん暗くなる。

今日はこんなにもいいお天気なのにね。

夫がいたら「出かけようよ」と言って、私を外に連れ出してくれるのに。

今日はどこにも出かける気にならない。

(ま、仕事があるから出かけられないんだけど)

 

でも、有難いことに、私には、

私とは違ってしっかり者の妹と義姉、そして甥姪が実家の方にいるのだ。

(お世話になる気満々って?)

 

なるべく迷惑はかけたくないけれど、

でも、私も今後どうなるかわからない。

で、そうなったら、思い出のあるこの街が・・なんて甘えたこと言ってられない。

あっちに帰らざるを得なくなる。

 

ああ、やっぱり長生きしたくないな。

ぎりぎり70までは一人でここでやっていけるかもしれないから、

私の寿命、70で十分だよ。

その方がかえって、今から計画的な楽しい人生を送れるような気がする。

夫に会える日がだんだん近づいてくるってことだから、

その日を指折り数えて毎日楽しく過ごせるような気がするよ。

 

今は、夫を喪った直後のような、絶望的な気持ちではもうないけれど、

でも、やはり私の人生は夫と共に使い切ったような感じがあるんです。

夫と共に過ごした日々が、まさに私の黄金時代だったんです。

今の生活は、おまけなの。

どうでもいいってわけじゃないけれど、

でも、もういつ私の寿命が尽きてもいい気はしてます。

 

 

・・・

こんなことグダグダ考えてる私はまだまだだなあ。

 

とりあえず

今の会社で定年までは健康で働く!

 

これを当面の目標にしようと思います。