上記のタイトル、大いに問題アリかもしれません。

でも、これ以外のタイトルが思い浮かばない。

 

 

今の私が一番悩んでいること。

夫が健在ならば、相談に乗ってほしいこと。

そして、今、声を大にして叫びたいこと。

 

発達障害児が多すぎるんです!

 

もし、お子様に発達障害があるという方がこの読者の中にいらしたら、不快な思いをさせてしまうかもしれません。

そうしたら本当に申し訳ないです。

初めに断っておきますが、私は決して差別的な意識を持っているわけではありません。

そのような「ちょっと困った児童」にも大いに理解があるつもりです(でした)。

ですが、現場にいる当人として、本当にもう叫びたいぐらいなんです。

この仕事を始めたとき、まさかこんなことで苦しむとは思いませんでした。

苦しむなんて言うと大げさで、夫を喪ったことと比べればどうってことないとも言えるんですが、

でも、夫を喪った悲しみ苦しみを忘れさせるぐらいの威力があるんです!

 

今まではね、死別の悲しみから立ち直るには、何か楽しみを見つけて前に進まなくてはいけないと思い込んでいたんだけど、

 

そっか…、こういう方法もあったのね💡

つまり、

死別の辛さを忘れさせるぐらいの悩みを見つける(?)こと。

毒を以て毒を制す、ということね。

 

ですからここに書いて、天国にいる夫にも聞いてもらおうと思います。

 

 

 

発達障害とは

ADHD(注意欠如・多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)、LD(学習障害)をひっくるめてそう言います。

アスペルガーとも言われている諸症状です。

 

児童によって症状は様々ですが、具体的に言うと、たとえばこんなです。

 

・まったく片付けができない。

・椅子に普通に腰かけるという事ができない。(常に手足ぶらぶら、体ぐにゃぐにゃ、椅子をがたがた鳴らして時にはひっくり返る。)

・座っているという事ができず、立ち歩く。教室から勝手に出て行ったりする。

・話が聞けない。(人の話が理解できない)

・突然叫ぶ。奇声を発する。

・自分の物と人の物との区別がつかず、勝手に人の物を触り、持ち去ったり壊したりする。(本人なぜいけないのかということが理解できない)

・明らかに本人に非があっても、何か気に入らないことがあると、カッとなって暴力をふるったり、暴言を吐いたり、泣きわめいたり、興奮して歯止めが利かなくなる。そのくせ、次の瞬間ケロッとしたりする。

・目の焦点が合っていない。(顔つきに締まりがない)

・「人の迷惑」という観点が決定的に欠けている。(常に自己の世界の中にいる)

・漢字が書けない(書字障害)。右の物を見て左に書き写すということができない。

・・・

う~ん… 書き出すとキリがないなあ……もやもや

 

とにかくね、こんななんですよ。

 

もう…  た・い・へ・ん!!!叫び

 

なにが一番困るかってね、

 

話が通じないってことなんです。

ホントです・・・ハイ。

 

こんなご意見もありますよね。

「子供だって話せばわかる。」

「叱ってばかりいないで、きちんと相手の目を見て話し聞かせれば理解できる。」

「信頼関係が大切。きちんと関係を築けばこちらの言う事には従ってくれるはず。」

「子供の立場に立って、子供の気持ちに寄り添うことが大切。」

「それもその子の個性! ダイバーシティー(多様性)がこれだけ叫ばれる現代なんだから認めてあげなきゃ。」

 

いやいや…

現場にいるワタクシの意見を申し上げますと、

 

この子たち…

 

何話しても通じません。

理屈・理論が通じません。

人の立場を考えるという事ができません。

快・不快の二択の世界で生きています。

先生の言う事をきくとしたら、それは単に怖いから。

あるいは、何か自分にとってメリットがあるからであって、

決して理屈が理解できたからではない。

 

あまりこんなことばっか書くとどこかで炎上しそうなので、フォローじゃないけどワタクシなりの見解も書きます。

 

本人、決して悪気はないんですよ。

教室という場が、学校という場が、

もっと言うと、今のこの社会の仕組みが、

この子達には合わないんです恐らく。

字を書いたり、本を読んだり、人の話を聞いたり、

自分以外の人のことを思い遣って生きていかねばならぬというこの社会の仕組みが、

おそらくこの子達には合わないんです。

 

かと言って、じゃあ私たち社会がこの子たちに合わせることができるかと言うと、

そんなことできるはずがないじゃありませんか。

そんなことしたら、どんな恐ろしい社会になることやら。

したがい、この子たちにとって、この世はまっこと住みにくく生きづらい。

 

 

でね、どれぐらいそんな児童がいるのかと言うと…

一クラスに一人?二人?

 

私の感覚では、

 

石を投げれば当たる!

 

というぐらいいます。(ま、ざっと10人に一人ぐらいね)

 

えっ!そんなに!?

 

そうなんです。ちょっと多すぎやしないですか?

確かにね、昔っからそんな子はいましたよ。

自分が子供のころを振り返っても、落ち着きのない子って周囲にいましたよね。

今は医学が発達して、すぐADHDだなんだって診断名が付くから、かえって増えたんだって思われるかもしれませんが、

でも、確かに、絶対、増えてます。断言できます。

 

 

でね、

問題なのはね、

 

うち(私の職場)は塾。

それも中学受験を目指した子の集まる塾だってこと。

 

これが小学校なら、それこそダイバーシティ教育のためだから多少はしょうがないと思えるかもしれない。

 

でも、うちはそういう所じゃないんです。

よそ様の大切な子女をたっか~いお金を頂いてお預かりし、

有名私立中に合格させるべくしっかりお勉強させる場。

決して学童や特別支援学級ではないんです。

 

はっきり言って、上記のようなお子様は、

お勉強どころではないんです。

来る場所を間違っているんです。

子供からしても苦痛だと思うよ。

好きでもないことを長時間無理やりやらされるんだから。

椅子に座ってなきゃならないんだから。

遊んだりしたらいけないんだから。

突然叫んだりしたらいけないんだから。

先生が「テキスト××ページを開けて」と言ったら開けなきゃいけないんだから。

 

 

でもね、なぜか、そのようなお子様をお持ちのお母様に限って、私立中学に入れようと強く望まれるのよね。

でね、まだ「実はうちの子はこんな困った所がありまして…」と最初に言ってくれるのならいいよ。

でも、ほとんどのご父兄が何も言わず、

こちらからすれば「そのことを隠して」入ってくる。

 

どうも問題ばかり起こしてこの子はおかしい。

いくら叱っても全く改善しない。

他のお子様のご父兄からも苦情が出る。

そうなって初めて「実はうちの子は… 」と、ようやく打ち明ける。

このパターンが多いの。(それってズルくない?)

 

そのようなお子様に対処するには特別な知識や訓練が必要だと思うけど、我々には専門外。対処の仕方は分かりません。

ってか、何度も言うけど、そもそもうちはそんな場所ではない。

 

トラブル起こして、あるいは、結局勉強について行けずに辞めていく子もいるけれど、

でも最近は、親の方もアスペルガーですか?という方が多いので、

全く悪びれることもなく、ひと言のお詫びもなく、

堂々と迷惑かけまくって、なお居座るという方がフツーにいます。

 

(ちなみに、うちの方針では、一度入れてしまうとこちらからは辞めさせることはできないのよね)

 

コンサータとかいうADHDの治療薬を我が子に飲ませている親もいるよ。

落ち着きのなさを改善し、集中力を高めるとかいう精神薬なんだって。

副作用もあるんだよ。子供にそんな精神薬飲ませて大丈夫なの?

受験が近づいてきたから薬の量を増やしたとこっちに報告するんだよ。

(それってドーピング?)

なにがなんでもK付属校に入れたいんだって。

 

なんかもう…

 

世の中病んでいるのかな。

 

山のような仕事を抱えて最近は悲しみに浸っている暇もないんだけど、

時々ここに思いを書かないと、

うまく生きていけないよ。