贖罪 (ミステリ・フロンティア)/湊 かなえ
評価:☆
殺人事件を目撃した女の子たちに向かって
被害者の母親が、発した言葉。
大人にとっては
何気ない言葉でも、
子どもの心には、
それが深く、深く刻み込まれて、
消えない傷のようになってしまう。
あぁ、大人の発した言葉を、
大人が思う以上に深く受け取っている場合も
あるんだなぁ。
その言葉がなかったら、
もっときちんと感情や記憶を処理できて、
心の底にしまえておけたのかもしれないのに。
重い内容なんだけど、
先が気になって
一気に読んでしまう作品。
ひとりひとりの独白形式というのが
前作の『告白 』 と似ているので、
を1個減らして4つになりました