アカサカヒロコ展 〜京都 SELF-SOアートギャラリー〜 | ひろりんNEW

アカサカヒロコ展 〜京都 SELF-SOアートギャラリー〜

ひろりんNEW-看板とポスター

5月19日。京都今出川通りから少し小路を入ったところにある
リンク「SELF-SO ART GALLERY」に、仲良しのユチさんと行って来ました!
『アカサカヒロコ展』

個展初日、アカサカさんにもお会いできて、ゆっくりお話も出来ました。

一昨年『ボローニャ国際絵本原画展』で受賞された作品と出会って以来、大好きな作家さんです。



ひろりんNEW-ギャラリー全貌

ギャラリーは、京町屋を改装した落ち着いたステキな風情。

(アイス食べてる子供は、左がモエノ、右がユチさんとこのカコちゃんです、二人も仲良し。)


ひろりんNEW-いす

土間の入り口から入って、畳のお部屋に上がると、格子の脇には、椅子。
これは、超分厚いトレーシングペーパーで作られた、アカサカ作品。
(ちょっと座れませんっ)




ひろりんNEW-ひとつの斜面、それぞれの

『ひとつの斜面、それぞれの階段』


ひろりんNEW-ひとつの斜面アップ

赤いスカートの女の子は、アカサカヒロコさんの、作品シリーズのモチーフです。
いろいろな微妙なポーズの連続。女の子が階段を上がっていきます。
「ポーズは、写真を見て描くのですか?」お尋ねすると、
「いえ、私は、何も見ないで描くのです。」と、おっしゃいます。





ひろりんNEW-ひとつの川それぞれの舟

『ひとつの川、それぞれの舟』






ひろりんNEW-永続する一瞬 a2小

『永続する一瞬 a2』

これまでにも沢山、このシリーズの作品を描いておられますが、この浮遊感!!

前回の大阪の個展から見せていただいているこの画法。
トレーシングペーパーを重ねて、「ずれ」を作り描かれているのです。


$ひろりんNEW-永続する一瞬たて



↑クリックで、拡大画像が見られます。
 (ページ移動したうえで、もういちど『この画像を拡大する』の文字をクリックするのですよ。)
 ワイドの長い絵なので 90°回転させて入れてみます。首を、90°曲げて眺めて見て下さい。



ひろりんNEW-となりの部屋へ

お隣の部屋に移動。あの絵はなんだ~~!?(@_@)))))






ひろりんNEW-赤い糸斜めから

『誰かにつながる赤い糸 1~9』


ひろりんNEW-赤い糸の糸

赤い糸が・・・



ひろりんNEW-赤い糸右列

誰かに誰かに、繋がっていっています。


ひろりんNEW-赤い糸

赤いスカート、それぞれのポーズ、つながる赤い糸。
スカートも、よく見ると、全部違うデザインと、塗り方なのでした。

この絵はワクワク!






ひろりんNEW-飛ぶには最適の朝ひき

『飛ぶには最適の朝』

ひろりんNEW-*飛ぶには最適の朝全体

ベッドが、ふしぎな感じに沈んでいます。なんかほんとに、夢に出てきそうな、
重力がおかしい、妙な心持ちになります。そして、かろやかな水色。

ひろりんNEW-飛ぶには最適の朝アップ

ひとりひとり丁寧に描かれていますよ~。





ひろりんNEW-水曜日の未知をまっすぐ進む

『水曜日の道をまっすぐ進む』


アカサカさんの作品は、タイトルが何か哲学的な雰囲気で、心ひきつけられます。





ひろりんNEW-ひそやかな

『ひそやかな驚異』




ひろりんNEW-庭を観る

一階の奥の部屋から、庭が望めます。みずみずしい緑。
京町屋は、間口が狭く奥行きが長い。表からは全く見えないけれども、素敵なお庭を
秘めているのですね。


ひろりんNEW-土間*

そして、土間から、天井を見上げる。天窓から明かりを取っています。
ちょうど、アカサカさんご本人が写っていました☆

おくどはんの上の「赤べこ」は、会津の民芸品。
ギャラリーのオーナーさんが、福島県のご出身なので、飾っておられるそうです。


ひろりんNEW-一階土間エッチング

土間の奥の、エッチング作品のコーナー。



ひろりんNEW-*建設中の人

『建設中の人』




ひろりんNEW-海に帰る日

『海に帰る日』




ひろりんNEW-*頭の中の秘密

『頭の中の秘密』




ひろりんNEW-*表現者は高みを目指す

『表現者は高みを目指す』





ひろりんNEW-あのひのままの風景2

『あの日のままの風景2』




ひろりんNEW-残されたアジール

『のこされたアジール(聖域)』







ひろりんNEW-階段

2階に上ってみましょう~!(これは、上から見下ろしている写真ですが。)



ひろりんNEW-二階全体

階段を上って2階の部屋を見渡す。





ひろりんNEW-光ノ射ス方へ1

『光ノ射ス方へ1』

コチラの作品シリーズは、「墨」で描かれています。
墨の濃淡だけで「光」の表現。





ひろりんNEW-光ノ射ス方へ2

『光ノ射ス方へ2』





ひろりんNEW-光ノ射ス方へ3ひき

『光ノ射ス方へ3』



ひろりんNEW-光ノ射ス方へ3

この絵達がどのように描かれているか。
・・・ユチさんが唸っていました。私は最初意味が分からなかったんです。((o(-゛-;)

すべてマスキングで区切り、同じ諧調のエリアを、墨の色を調整しながら、
一発勝負で塗り重ねていっています。
それは、果てしなく、想像を絶して、神経を使う作業なのでしょう。(T▽T;)





ひろりんNEW-光ノ射ス方へ4ひき

『光ノ射ス方へ4』



ひろりんNEW-光ノ射ス方へ4アップ







ひろりんNEW-記憶(おうち立体机)

『記憶』

こちらは、立体作品です。



ひろりんNEW-おうち立体全体

小さなお家の中に、チラチラと揺らめく光。



ひろりんNEW-おうち立体アップ

アカサカさんの作品は、静かで洗練されていながら、
どこか胸の奥を揺さぶられるようなふしぎな感覚が魅力です。





ひろりんNEW-二階4作品コーナー

壁のコーナー。




ひろりんNEW-*あの日のままの風景1

『あの日のままの風景1』




ひろりんNEW-メランコリーの妙薬

『メランコリーの妙薬』





ひろりんNEW-*来たるべき日のダンス

『来たるべき日のためのダンス』



ひろりんNEW-*来たるべき日のダンスアップ




ひろりんNEW-*前へ、大きく前へ


『前へ、大きく前へ』


ひろりんNEW-前へ、大きく前へアップ






ひろりんNEW-私の心は 全体

『私の心は、どこまで届くだろう』



ひろりんNEW-私の心は アップ

こちらも、マスキングによる細かい区分けによる塗り重ねです。

もう~~数学的!!真似出来へん( ̄□ ̄;)!!と、ユチさんが、叫んでいました。





ひろりんNEW-パンと豆2作品

エッチング作品2点。



ひろりんNEW-何も持たずに旅する人へ

『何も持たずに旅する人へ』


・・・・パンをもぎって食べながら、旅するのでしょうかねー。




ひろりんNEW-未来に生きるものたちへ

『未来に生きるものたちへ』



ひろりんNEW-未来に生きるものたちへアップ

海にもサヤがいくつか浮かんでいます。
これから旅立つのか、たどり着いた岸辺なのか・・・。







ひろりんNEW-二階のカコモエ


アカサカヒロコ展、行けて本当によかったです!
ありがとうございました。
会期は5/27日まで。よろしかったら是非!!

ここまで読んでいただき、長々ありがとうございました~~。(。-人-。)



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↓これまでの、アカサカヒロコ展のブログ記事です☆

2010年11月 神戸『アカサカヒロコ展』

2011年7月  大阪『アカサカヒロコ展 ー透明ナ時間ー』


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