さぁ行こう、僕らの夢へ 105回選手権大阪記念大会観戦記  | 宏鈴法師のブログ

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7/21 105回選手権記念大阪大会3回戦 大阪シティ信用金庫スタジアム 大商学園-箕面学園 10:02~11:29

    一二三四五六七八九十計HE
大  商100010    262 松井、畦森-山城
箕  面 学026202x    12131 萩野、大前、島津-松原

        第二試合 
        上  宮 太  
        浪  商    

 真夏の山陰遠征から中2日。今度はレンタサイクルでまたもや舞洲上陸!

我が母校・大商学園が94年夏の8強以来、四半世紀以上3回戦のカベを破れないでいるが今度こそ・・・・・。
初戦で大経大池田に7-2と快勝し、この日観戦できる権利を得た。

10時から2試合だし、朝早くないし第1試合なんで時間調整もできる。試合後は第2試合の上宮太子-大体大浪商をスタミナが持つ限り観戦してノンビリ海岸線を自転車で走ろうと。

今日の相手は箕面学園だが、昨秋3位でまさかの近畿大会初出場。3位決定戦の関西創価戦と近畿初戦の報徳学園戦を見たが、絶望的に打てない打線に淡白な試合運びだったので勝てない相手ではないと見ていたしまさか7点差以上つけられてコールド負けなんて考えもしなかったが、、、、、

天気にも恵まれ熱かったが、舞洲らしく浜風きつかったので体力の消耗はそれほどでもなかった!
試合前には散水も行われていた。大商は部員33人中3年生8人しかおらずやはり途中退部者が毎年の如く多すぎるのだろう。
朝は6時30分から練習して夜は21時まで猛練習に明け暮れていた伝統は変わっていないと思われる。

大商は2年生バッテリーで初戦に続きエース・松井が先発。相手は先を見越してか?エース温存で11番・萩野が先発。
伝統的に後攻を好むのだがこの夏は2試合連続先攻とじゃんけんで連敗したのだろう・・・・。
 
定刻よりも2分遅れで試合開始。ちなみにこの日の4氏審判は同じメンバーで2試合連続登場していた!!
1回表まず先頭の門林が2球で追い込まれながらも粘って6球目どん詰まりのピッチャーゴロが功を奏して内野安打!
これを送って1死2塁と形を作り3番・高木が初球センター前ヒットで1死1・3塁と先制のチャンスをつかみ、相手は中間守備。4番・山城は2ボールから果敢に打ってファールとなるが4球目セカンドゴロ。ゲッツーを無理して取らず無難に1塁へ送球し形はどうあれ先取点が入ってきた!!
その裏、初戦で135球10安打されながらも2点で耐え忍んだ松井投手。すでに1試合舞洲でなげているのでマウンドにはなじんでいるはずだが、いきなり先頭打者をストレートの四球で歩かせてしまった・・・。手堅く送って来るかと思いきや田中監督は思い切って1ボールから盗塁のサインを出しまんまと成功。2番・下山は2-2からセンターフライに倒れたが、3番・樽本はライトへ大飛球を放ち長打と思われた打球をライト門林がジャンプ一番捕ってファインプレーを魅せて飛び出した2塁走者戻りえずダブルプレー!!!

しかし良かったのはここまでだった、、、2回表下位打線が簡単に攻撃を終えるとその裏1死から5番・赤崎を2球で追い込みながら3球勝負を挑みライト前ヒット。暴投で2塁へ進まれここも強攻してサード正面のゴロで2塁ランナー暴走してタッチアウトと相手は空回りしていたが、7番・石志の初球エンドランが決まりライトオーバーのタイムリーツーベースで1-1同点。昨秋観戦した2試合でこんな打球は見たことがなかったのだが、、、、、
さらにストレートの四球で1・2塁とピンチが広がり、9番・萩野のセカンドフライをセカンド1年生宇野がまさかの落球で勝ち越しを許してしまった!!

萩野投手は完全に立ち直り3回も3者凡退で退けると松井投手は味方にも足を引っ張られ音を立てて崩れていった・・・。
先頭の2番・下山に初球センター前ヒットを許し、これまでの傾向だとバントはないと見たが、3番・樽本初球おあつらえむけのゲッツーコースの打球だったがショート・高木がこれをはじいてオールセーフと守備が破綻した・・・。
そして4番・古野が意表を突いてバントしてこれがオールセーフで無死満塁。それでも溝口監督はタイムを取らず内野は中間守備。5番・赤崎に2ボールで3球目置きに行ったところをライト前2点タイムリーヒットで勝利が遠ざかる・・・。さらにライト犠飛で1-6と5点差つけられようやくアウト1つを取ったものの、7番・石志に今度はライトフェンス直撃のタイムリーツーベースを許しKO寸前のエース松井。

溝口監督は2年生エースの来年夏に向けての奮起を促しているのか?勝負を投げたのか???タイムも取らないし投手交代もしない・・・。8番・松原も歩かせてしまったところで、田中監督は先を見越してか?萩野投手に代打・才門を送り初球盗塁後にセンター犠飛と采配がズバズバ当たり、松井投手は直後に暴投そしてタイムリーヒットを許しまた盗塁・・・・・。結局打者10人攻撃でこの回6点を失い1-8とコールド圏内に突入してしまった!!

絶望的な差をつけられてしまった大商学園。スタメンに1年1人2年4人入っているので先を見据えてコールド回避で新チームにつなげたい。
代打の関係で箕面学園は2番手にサウスポー大前が登板。まだまだエースが出てこない状況で相手の油断や隙といった間隙を突いて反撃したいところだったが、、、、、
4回表3番からの好打順だったが、先頭の高木は2ストライクから3球目打った打球はなんと1塁コーチャーのケツを直撃する痛烈な打球で味方を撃沈させてしまった↓↓
結局カーブに三振で4番・山城もファーストゴロ。しかし5番・八尋が7球粘って四球をもぎ取り6番・黒田が2ボールから3塁線突破の長打を放つ。もちろん2死なんで1塁走者は打った瞬間にスタートしていたはずだが、、、、、レフトフェンスまで達する打球ゆえに余裕で1点返せると信じていたが、7-5-2の完璧な中継に阻まれホーム寸前タッチアウト!!!
そして溝口監督もようやく4回頭から同じく2年生右腕の畦森をリリーフさせた。
しかしいきなり先頭打者にデッドボールと不安定な投球で、すぐに盗塁を決められ1死後連続長短打を喰らい10点目・・・・・・・・・・あと1点取られたら5回表で試合が終わりかねない局面だったが、なおも続く1死3塁のピンチは三振とサードゴロで切り抜けた。

ベンチの溝口監督がどのような策を授けたかは定かではないが、ようやく打線が機能しつつあり、5回表先頭の7番・春名初球センター前ヒット。畦森投手にそのまま打たせてフルカウントからランエンドヒットを仕掛け四球で無死1・2塁。
9点差を考えると9番に送りバントでまず2点を返しコールド圏内からジワジワ脱出するのも一つの手だが、溝口監督は代打・大坪を起用して3年生の意地に賭けたがファーストフライ。1死後1番・門林が2球で追い込まれたが、まさかの9点ビハインドでランエンドヒットか?あるいはダブルスチールを助けるための空振りか???結果的に重盗が決まり3球目をライト前ヒットで2-9と差を詰めてなおも1死1・3塁。
ここは思い切って足を絡めて大量得点を目論むのも悪くはないが、ベンチは無策で2ボールからまさかのショートゴロゲッツーで一瞬にしてチャンスをフイにした。
箕面学園は5回で試合を終わらせたかっただろうが、こちらにも意地があるので初の三者凡退に抑え整備タイムに入った。

兵庫のように3回終了の給水タイムなどなく、5回終了後この夏から初の試みとなる“クーリングタイム”も大阪府高野連には眼中になく、通常通り5分程度の整備タイムでプレーが再開してしまった・・・・・。

6回表箕面学園は3番手・島津を調整登板。また3番からの攻撃で2点くらい返して1イニングでも長く野球が観れるようにして欲しかったが、先頭がセカンドゴロ。1死後エラーと代打・久保のヒットで1・2塁のチャンスを得たが、前の打席でツーベースを放った黒田が4-6-3のダブルプレーではもう打つ手がなかった。
こうなれば6回裏0点で抑えて7回表に2点以上取るしかないが、箕面学園は3番からの攻撃で畦森投手に対して容赦なく攻めわずか4球で3連打を喰らわせて1点を追加してなおも無死1・2塁。田中監督はここで試合を決めるべく送りバントのサインを出したが、全くプレッシャーのかからない局面でキャッチャーフライ。非常に助けられたが、直後に7番・石志がレフト前ヒットを放ち当然サヨナラコールドを阻止すべく懸命のバックホームを願ったが、レフト・春名が舞洲の外野芝生に足を取られてコケてしまい終わり方も締まりのない試合でわずか1時間27分で終戦となった。。。。。

結局今年も3回戦のカベを破れなかったかと悔しさよりも情けなさでいっぱい。
まだ相手が大阪桐蔭か履正社その他モロモロの強豪だとこのスコアも仕方がないが、淡白な野球に終始する箕面学園に13安打4盗塁を許してしまっては救いようがない。

それでも監督就任23年目の夏を迎えた溝口監督は秋以降も体力が続く限り監督として君臨するのだろうか?????
試合前に2人のコーチがノッカーを務めていたが、誰かに代わってもらった方がよほどいいのでは?と思ってしまった。

まだ昼ご飯には早すぎるので大商ナインが引き上げるのをスタンド裏から眺めて第2試合の序盤だけ見て舞洲食堂で昼ご飯食べてまたスタンドに戻ってきた。
住友金属OBの四田監督がこの夏最後の采配ということで浪商を応援していたが、上宮太子を5-2で振り切り見事な勝利だった。試合時間2時間32分といかにも大阪らしい試合ペースだった。

ちょうどいい按配でまた自転車で西九条に戻る道中、近畿大会で目をつけていた喫茶店でくつろぎ苦いコーヒー飲んで次の橿原に備えた。

ところで、和歌山大会は春夏連続甲子園を狙った和智弁が高野山にまさかの不覚を取り初戦敗退。。。
大混戦となった戦国大会で和歌山南陵が4強進出など躍進したが、春を制した市和歌山が順当に決勝進出し、その相手は春の大会で初芝橋本に1-2と善戦していた和歌山北がノーマークながら上がってきた。

もうどうせなら、初々しいチームが甲子園で躍動するのも見てみたいと。智弁よりも赤いユニホームの活躍を期待していたが、市和歌山相手に熱闘を繰り広げた。それは次回の講釈で。

⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 犠飛 四球 三振 暴投 失点 自責    
大商学園 松 井  3  20  62  7  0  2  3  2  2  8  5 
大商学園 畦 森  2 1/3   14  39  6  0  0  1  2  0  4  4  

箕面学園 萩 野  3  11  46  2  1  0  0  3  0  1  1          
箕面学園 大 前  2   9  34  3  0  0  2  1  0  1  1
箕面学園 島 津  1   4  13  1  0  0  0  0  0  0  0

                (完)

               🌟次回予告🌟
さぁ行こう、僕らの夢へ 105回選手権和歌山記念大会観戦記
7/28 105回選手権記念和歌山大会決勝戦 紀三井寺球場 和歌山北-市和歌山