6/4 春季近畿大会最終日決勝戦 大阪シティ信用金庫スタジアム 金光大阪(大阪①)-智弁学園(奈良) 13:01~15:31
第7話 試合前から予想はしていたが・・・SHIMA CAFEテラス席で大団円
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金 光 大000000000041 織田、唐渡-越智
智 辯25010002X10171 中山-高良
春のフィナーレ春季近畿の決勝戦は智弁学園-金光大阪。
智弁は激戦ゾーンに入りながらも大阪桐蔭・市和歌山相手に2試合で18得点を挙げ猛打で決勝進出。金光大阪は近江・京都国際と格上相手にワンチャンスを活かして得点し、キャリーくんの孤軍奮闘のピッチングでギリギリいっぱいの薄氷を踏む感じで上がってきた。
この日は13時開始ということでノンビリ出発して新大阪で駅弁購入して西九条からレンタサイクル借りて舞洲入り。座席確保してから海岸線で駅弁食べて再入場して試合に備えた。
ある程度予想はしていたが、2戦完投したキャリーくんは先発回避どころかスタメンからも外れエースで3番打者がいないところに先発投手は2年生のサウスポー織田。
最初から圧倒的な力の差がある相手に余計に戦力ダウンさせては、、、幸か不幸か金光が先攻だったので8イニングの守備で終わりそうだがコールド規定はないしどれだけ失点するかなと。
智弁はエース格の背番号6中山が先発。最も安定感があると思われる彼が投げれば付け入るすきもないだろう。アルプスではこれまで無口だった智弁サイドからも口ラッパが聞こえてきた。
午前中は晴れて熱かったが12時30分頃から曇となり熱中症は回避できた。
試合はいきなり中山投手が連続三振を奪う立ち上がり。2死からキャリーくんの代役3番・今北がライト前ヒットを放つも無得点。
その裏智弁はいきなり1番・松本がレフトへツーベース。ストレートの四球で走者が溜まると小坂監督は手堅くバントで送って1死2・3塁。4番・山崎を迎えて内野は中間守備だったが、カウント1-2から突如前進守備に切り替えたが、左中間2点タイムリーツーベースであっさり先取点を奪った。
そして2回裏に智弁打線が大爆発!先頭の8番・山家がライト前にしぶとく落としてライト稲畑がダイビングキャッチを試みるも後逸している間に2塁到達。小坂監督はまたもやバントのサインを出して1死3塁。曇っていた空がまた晴れて熱くなったところに1~4番が4連続ヒットで4-0と差を広げてあっさり織田投手をKOし2番手は同じ2年生の唐渡投手だった。さすがに早い段階で敗色濃厚となっただけにキャリーくんを投げさす理由もなくなった。。。。。
智弁打線は手綱を緩めず唐渡からも2本のタイムリーヒットを放ち2回で7得点挙げもう勝敗の興味は完全になくなった。
中山投手は打たせて取る省エネピッチに切り替えてスイスイと抑え、その裏1番・松本のヒットと暴投で無死2塁としたが小坂監督はもう安心しきったのか?バントのサインを出さず3連続フライアウトで中休みというところか。
少しでも反撃していいところをみせたい金光は4回2番・中村のファーストゴロエラーでチャンスを得たが、コールド規定もないので3番打者にバントさせる意味もなく普通に打たせてレフトフライ。直後に4・5番が連打で満塁としたのでバントで送っていれば1点返せていたが、、、代打・松澤はカウント1-3まで有利に運んだが最後は外ストレートに手が出ず見逃しの三振。7番・越智もフルカウントからレフトフライとホームが踏めない・・・。
その裏智弁はヒット四球で無死1・2塁。さらにキャッチャーの悪送球も絡んで1・3塁となったが金光の内野は深く守りショートゴロゲッツー崩れの間に8点目。代走・知花が送られエンドランを仕掛けるなど小坂監督は容赦なく攻め流れを渡さなかった。
5回裏も2番・川原崎がヒットを放つと直後に盗塁し、大事には至らなかったがサードファールフライ落球という金光のミスもあった。1死後4番・山崎がレフト前ヒットで1死1・3塁となりようやく金光は内野前進守備を敷いたもののセカンドゴロで野選を犯して満塁。唐渡投手に代わるピッチャーがいないのか?2度目のタイムは取られたがそのまm続投させ何とか後続を断ち切り整備に入った。
5回終了8-0と全く緊張感のない試合となってしまった、、、コールド規定があれば攻めて7回まで野球が観たいと思いっきり焦りながら固唾を飲んで見守っていた5回裏だったが!!
試合前から分かっていたが本当にその通りになってしまうもんだと。残り4イニング秋まで縁がないであろう舞洲の景色を目に焼き付けようとしか考えることはなかった。
6回表金光は先頭の2番・中村がヒットを放っても策の立てようがない。1死後横井くんが思い出したかのように4番・落合1ボールからエンドランを仕掛けるもライトフライで意味もなく2塁にすら走者を進めることはできなかった。
智弁打線も中だるみしたのか?6回は2球でツーアウトとなり1番・松本も1-1からレフトフライと試合のテンポが速くなった。
コールド規定があれば7回表に2点以上取らなければ強制終了となるが、その心配もなくあっさりツーアウトを取られても僕は平然と見守り8番・松尾が四球で出塁したのでこのあたりでキャリーくんを代打で顔見世させても・・・と思ったが横井くんは鬼の続投で唐渡投手をそのまま打席に立たせ1度もバットを振ることなく見逃しの三振↓↓
8回も1死から四球で出塁するも無策でここも無得点。
智弁は手綱を緩めず、7回は1死から3番・中山がヒットを放ち8回は2死から代打・佐坂が四球で出塁すると代走・巴田がすぐに盗塁し、8番・山家がレフトへまさかのランニングホームランでついに10点差・・・・・。さらに9番・西川までレフトへツーベースを放ちこれでチーム17安打。
横井くんはタイム1回を余らせるのが惜しかったのか???最後の最後で3度目の守備のタイムを取り1番・松本ライトフライでようやく猛攻が終わった・・・。
1点でも返して夏につなげたい金光は9回表先頭打者に代打・キャリーくんを起用し金光アルプスはこの日1番の盛り上がりを見せるも2ボールからセンターフライ。さらに代打攻勢でスコアボードに HHH と連ねたが中山投手は最後まで力投を続け4安打完封勝利。
終わってみれば10-0と力の差がそのままスコアに出てしまった。キャリーくんがどこかで投げていればもう少しだけ点差が縮まっていたかもしれないが勝敗が覆ることはなかっただろう。
試合終了15時31分と2時間30分の長い試合は終わり閉会式をスタンド最前列で見届け17時閉店の SHIMA CAFE へレンタサイクルで急ぎ直行し、テラス席でクレープとアイスコーヒーで打ち上げし、上方温泉一休 で湯治。
長い長い春が終わり、次のシーズンは史上最高の熱さとの戦いとなった。
天気の都合で1日遅れとなったが7月2日に高砂で清水次郎監督が観たいと思い立って、9時開始に間に合うように宝殿駅で自転車借りて行ったものの、、、それは次回の講釈で。
⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 三振 暴投 失点 自責
金光大阪 織 田 1 1/3 13 45 6 2 2 1 0 7 7
金光大阪 唐 渡 6 2/3 33 124 11 1 3 2 1 3 2
智弁学園 中 山 9 40 130 4 0 2 8 0 0 0
(完)
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