月刊『教職研修』教育開発研究所刊 にて連載記事を執筆させて頂いております。
学校マネジメント・学校経営<学校マネジメント研修講座>
様々な課題に直面するいまの学校に、
「保護者には学校がこんな風に見えている」をお伝えすることで、
保護者と学校の心の距離が縮まり、より協力的な関係を築けるようにとの
願いを込めて書いています。
掲載記事はこちら
8月号「学校マネジメント研修講座 保護者視点から考えるトラブルを生まない学校経営」では、
「8月は保護者との対話創出の準備期」と題して、
保護者と良好な対話を創出するために、夏休み期間のいまだからこそできることを取り上げています。
気が早いと笑われるかもしれませんが、
市町村教委と共に「入学前の親子」と学校が笑顔の出会いを創出するには、いまのこの時期に予算確保や人員の手配をする必要があるのです。
これは、私がかつて市の教育委員&委員長を務めさせて頂いた折に学んだことでもあります。
今回の記事で取り上げた「入学前プログラム」は、予算規模は決して大きくはありませんが、入学後の親子と学校との信頼関係を築く上で、非常に効果のある、「費用対効果が絶大」なプログラムです。
記事巻末には事例の参照URLも掲載しておりますので、ぜひ夏休みの時期に学内研修や職員会議でも話題にして頂けたらと存じます。
また、保護者が学校行事に参加する機会を捉えて、効果的に学校との対話を創出するためのヒントやコツもお伝えしています。
授業参観の教室の後ろで保護者のお喋りが煩くて困る、と最近よく耳にしますが、
それだけ「喋りたい」保護者が、PTA総会やクラス懇談会など、学校が用意した場になると
みな揃って貝のように押し黙ってしまうのは、勿体ないですよね。
そうした機会を生かして、「もっと学校に来てみたい」「今の学校のことを知りたい」と
保護者が前向きになれるよう、願っています。
今月号も、編集部のご厚意でPDFで拙記事を読んで頂けます。
色のついた下記の文字をクリックしてみてください。(上記の「こちら」からも飛べます)
『月刊教職研修』8月号 「学校マネジメント研修講座 保護者視点から考えるトラブルを生まない学校経営――8月は保護者との対話創出の準備期」
そして、実際のところ、入学前プログラムは就学前の親子それぞれに交流と対話の機会を作るという利点に留まらず、そこでの子ども同士、親同士の触れあいやネットワーク作りなど、将来的な学校生活でのネットワーク形成、ひいては信頼関係形成にまで貢献できる内容になっています。
家庭教育という枠にとどまらず、学校や他の保護者との信頼関係を築くスタートとして最適なプログラムです。
それが結果的に、風通しの良い学校と保護者の関係、家庭での親子関係に繋がり、いじめ問題や思春期特有のトラブルなどの際にも、大いに威力を発するのです。
ぜひ、記事末に掲載した「入学前プログラム実施例」の新宿区、大田区、新潟県燕市での例をURLよりご参照ください。