出発が午後2時過ぎだった。
今のところ道樹山到着予定時刻は17:00頃。
登山口で山ガールと逢ってから以来、誰とも会わず。
おまけにカメラは前の週の鈴鹿で壊れ修理中。
引退した予備のカメラを使っているが
振るとシャカシャカチキンのような音がする。
何重苦?
ヘレンケラーの気持ちがほんの少しだけ分かる(ような気がする)。
憂鬱なまま進む。
15:45
《道樹山》まで2.5km地点。
所要時間0:50。
道樹山到着予定時刻は16:40頃。
16:13
《道樹山》まで1.3km地点。
所要時間0:50。
マジか!
さっき通過した標識【《道樹山》まで2.5km地点】も
所要時間0:50って書いてあったぞ。
あそこから1.2km進んだのになぁ。
16:21 @桧峠
《道樹山》まで0.9km地点。
所要時間0:40。
道樹山到着予定時刻はやっぱり17:00頃。
ここから階段地獄。
【見上げるとこんなで】
【見下ろすとこんな感じ】
The sitting sun!
16:49 @道樹山
【夕陽が眩しい】
あまり有名ではないけど、なぜか忘れられない歌。
唐衣 日も夕暮れになる時は 返す返すぞ 人は恋しき
たぶん古今。
たぶん“詠み人知らず”で“題知らず”。
訳はそのまま。
《日も傾き夕暮れ時になると、返す返すもあの人が恋しくなる》くらい。
推測できることは極めて限られている。
まず作者は男。
たぶん片思い。
根拠は【唐衣(からころも)】と【日も夕暮れ】。
【唐衣】は、着る・はる・袖・紐などにかかる枕詞。
【日も夕(ひもゆう)】はもちろん【紐結う(ひもゆう)】と掛けている。
【衣】を着て、悩ましく【紐結う】姿を作者に連想させるのは
とうぜん恋焦がれつつも添い遂げられない女。
決して奥さんや彼女ではない。
理由は【ぞ】。
その熱量の大きさは【返す返すぞ】の【ぞ】。
係助詞【ぞ】は副詞【返す返す】を強調し
寄せては返す女への切ない思いを詠いあげている(のだろう、知らんけど)。
16:57
返す返すぞ人は恋しくても腹は減る。
遅いお昼ご飯。
この先にある大谷山・弥勒山はには行けず。
これにて撤収。
【今日もエイトマンのように駆け抜けます】
17:33
ヘッドライト点灯。
行きはよいよい。
怖い怖いトンネルを抜けると…。
くるまを停めた神社前でしたとさ。
19:19
下山完了。
お疲れさま。
帰ります。
明日は起きれたらどっかの山。
良い週末を。
また来週!