20240114【道樹山・大谷山・弥勒山★出発は午後2時過ぎ】② | 動的平衡

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同情するならアメをくれ!

 

出発が午後2時過ぎだった。

今のところ道樹山到着予定時刻は17:00頃。

登山口で山ガールと逢ってから以来、誰とも会わず。

おまけにカメラは前の週の鈴鹿で壊れ修理中。

引退した予備のカメラを使っているが

振るとシャカシャカチキンのような音がする。

何重苦?

ヘレンケラーの気持ちがほんの少しだけ分かる(ような気がする)。

憂鬱なまま進む。

 

15:45

《道樹山》まで2.5km地点。

所要時間0:50。

道樹山到着予定時刻は16:40頃。

 

16:13

《道樹山》まで1.3km地点。

所要時間0:50。

マジか!

さっき通過した標識【《道樹山》まで2.5km地点】も

所要時間0:50って書いてあったぞ。

あそこから1.2km進んだのになぁ。

 

16:21 @桧峠

《道樹山》まで0.9km地点。

所要時間0:40。

道樹山到着予定時刻はやっぱり17:00頃。

 

ここから階段地獄。

【見上げるとこんなで】

【見下ろすとこんな感じ】

 

The sitting sun!

 

16:49 @道樹山

【夕陽が眩しい】

 

あまり有名ではないけど、なぜか忘れられない歌。

 

 唐衣 日も夕暮れになる時は 返す返すぞ 人は恋しき

 

たぶん古今。

たぶん“詠み人知らず”で“題知らず”。

訳はそのまま。

《日も傾き夕暮れ時になると、返す返すもあの人が恋しくなる》くらい。

推測できることは極めて限られている。

まず作者は男。

たぶん片思い。

根拠は【唐衣(からころも)】と【日も夕暮れ】。

【唐衣】は、着る・はる・袖・紐などにかかる枕詞。

【日も夕(ひもゆう)】はもちろん【紐結う(ひもゆう)】と掛けている。

【衣】を着て、悩ましく【紐結う】姿を作者に連想させるのは

とうぜん恋焦がれつつも添い遂げられない女。

決して奥さんや彼女ではない。

理由は【ぞ】。

その熱量の大きさは【返す返すぞ】の【ぞ】。

係助詞【ぞ】は副詞【返す返す】を強調し

寄せては返す女への切ない思いを詠いあげている(のだろう、知らんけど)。

 

16:57

返す返すぞ人は恋しくても腹は減る。

遅いお昼ご飯。

 

この先にある大谷山・弥勒山はには行けず。

これにて撤収。

【今日もエイトマンのように駆け抜けます】

 

17:33

ヘッドライト点灯。

 

行きはよいよい。

怖い怖いトンネルを抜けると…。

くるまを停めた神社前でしたとさ。

 

19:19

下山完了。

 

お疲れさま。

帰ります。

明日は起きれたらどっかの山。

良い週末を。

また来週!