[概況]

楽しみなレースでもあり、
狙い馬のオッズが、6:30時点では、
思った以上に高くつく。

断然、1番人気に押されている、
シルバーステートはPOG指名しているが、
断然だとは思えない。

逃げ馬不在・・・逃げ馬が読めないこともあるが、
ある程度流れてくれれば、
的中確率はあがってきそうだ。


[予想印]

◎ 3.トウショウジャイロ
○ 2.オーバーカム
▲ 11.シルバーステート
× 8.ロイヤルクルーズ
注 13.クリノアローハ
△ 16.タンギモウジア
△ 5.セキサンシップ
△ 4.ホットファイヤー
△ 1.ヴェゼール

[見解]

断然人気のシルバーステートの新馬戦を
振り返ってみる。
勝ち馬アドマイヤリードと頭差、
勝ちに等しいと判断されること方もおられるだろうが、
前半1000m65.6秒でドスローだった。
2番手でレースを進めて、差し切られたのは、
1着馬とは力の差があったと考えていい。
全兄オリハルコンは、トモが甘く、坂のあるコースは
あまりよくなかった。
この馬にはそこまでの欠点はなく、比較的後肢はしっかりしているが、
まだ未完成な分、坂のきついコースはよいとは言えない。
また、前肢の伸びが今一つであったので、
スローで前目につけられたのが、戦績を残せたと言う考え方もできる。
アドマイヤリードの時計を見ても、
この日の馬場は良馬場に近い馬場であった。
中間だいぶ雨が降って、最終週荒れた馬場は、
ディープ産駒と言うバックボーンからもよいとは言えないだろう。
勝ちきれないと見る。

同新馬戦のオーバーカムだが、
シルバーステートにだいぶ先着を許している。
しかしながら、パドックではこちらの馬を本命に評価した。
馬格があるネオユニヴァース産駒で、
飛節の欠点もなく、後肢もしっかりし、体型もよく感じる。
私が好きなピオネロにシルエットは似ている気がする。
やや太目なつくりで、失速したとも考えることができ、
シルバーステートとの逆転を目論む。
逃げ馬不在、瞬発力勝負では分が悪いなら、
逃げてもいいと思っている。
豊さん鞍上で、どんな手で勝ちに来るかが楽しみに感じる。

この両馬より中心視したいのは、
トウショウジャイロだ。
デビュー戦はテンションが高かったが、
パドックで見せた後肢のつくりは、一流馬のそれだった。
出遅れ、好位を追走したが、
前半66.0秒、上がり3F34.5のレースでは、
さすがに差し切ることができまい。
勝ったウインオスカーは、素質、出来もよく、
展開も向いた。
順調に中京2歳Sに出れていれば、本命にしただろう。
そう思っているだけに、レースレベルも低くない。

ともなく、評価が、シルバーステートに偏るこのレースは、
ねらい目だ。
母シーイズトウショウは、1200の馬。
兄トウショウピストも1400までの実績しかない。
この馬も古馬との対戦が出てくるころには、
適距離は1200になりそうなほど、体は立派なのだが、
この時期であれば、マイルは守備範囲。
何より、単勝5.1倍現時点でついてるので、
単勝1点買いでも勝負できると思う。

4番手以下は、だいぶ信頼度下がるが、
逆にオッズは跳ね上がるので、押さえまで。

ロイヤルクルーズは、
そこまで馬体は目立たないが、
いい意味の気の強さを感じるし、
初戦、2戦目と順調に良化。
3kg減の騎手なら、怖い存在だ。

クリノアローハは、
初戦がよく、2戦目は状態をおとしているように見えた中、
時計がかかる道悪の馬場と言う条件が合うなか、頑張った。
今回も傷んだ馬場ならチャンスはある。
馬体的にはバネがあり、芝でも対応可能で、後肢もしっかり目。

タンギモウジアは、
デビュー戦は、まだだいぶ緩かった。
ハーツクライらしい。
良化していても、馬場がいい方がいいだろう。

セキサンシップは、
前走では追い込みで3着に食い込んだ。
脚が長いので、広いコースが合い、
クロフネ産駒の良さであると思っている伸びもやや受け継いでいる。
思い切って、逃げの手に出たら、怖い一頭かとも思う。

ホットファイヤーは、
飛節の曲がりは気になるし、まだまだ緩さはあるが、伸びは感じる。

ヴェゼールは、
姉トーセンラークと似ていると言う感じの新馬戦のパドックだった。
前肢が硬めではあるが、気はいい。
大型馬でもっと絞れ、緩さが解消するには時間がかかるだろうが、
思い切ったレースの時に、なにか起こしてきそうな感じがする。