あれは年末だったかな。
いつもの気の置けない
友人夫婦達のグループで
食事をしている時の事だった。
「いつか天に召される日がくるとして・・・」
皆が口々に言った。
「でも最後はイヤだ!」って。
私は何となく黙って
「そしたら私は、皆を見送らなきゃな・・・」と
心の中で思った。
本当は順番なんて
自分で決められないけれどね。
でもここのところ
若い方の訃報を耳にする事が多くて
なんともやるせない気持ちでいた。
今日は思いがけない訃報。
見送られることがあっても
見送ることになるとは思いもしなかった。
年末に会った時は
あんなに元気だったし
病気の”び”の字すら感じなかった。
先月の事だったそうだけれど
親戚には、今日知らされた。
あふれる涙を止める事もできず
遺された人達の顔を思い出しては
途方にくれた。
かける言葉もみつからない。
その日、私は何をしていたのだろう?。
あの時、最後に交わした言葉は?。
きみに会えなくなるなんて・・・
-----
ブログやTwitterをやってて
よかったことは、
今は忘れている事が記録されている。
今の言葉も
未来の自分への贈り物になるはずだ。
だから今日もこの日の事を書いておく。
-----
日付でたどったら、
その日は薔薇(モカ)が満開だったよ。
ご冥福をお祈り申し上げます。