何度か書いているけれど

私を最初に

ひろみさんの世界へ

導いてくれたのは父方の叔母。

 

私が独り暮らしを始める時に

自分の本棚から

とても大切な本を出してきてくれて


「ひろみさんだって死のうと思ったことも

あるけれど、頑張ったんだよ!。

何かあったら、この本を読むように。

あげないけれど、一生貸してあげる」

 

言って貸してくれた。


たったひとり

 

 


たったひとり2

 

私は一生借りた物なので、

ずっと大切にしてきた。

 

先日、SMAPの騒動の時に

また出してきて読み返した。

 

叔母はあの日私に貸してくれてから

一度もこの本を見ていないはず。

 

「いいこと考えた!」と思って

Amazonで取り寄せた。

 

 

 

借りた物は、そのまま約束通り借りておき、

同じ本をプレゼントしようと思って(^O^)。

 

私が帰省したときなどに

実家からもらった野菜や海草を

持っていったりして、短時間では

ちょこちょこ会うのだけれど

ゆっくり会って話せる時間が

なかなかもてなかった。

 

今週はやっとその時間がもて

当時貸してくれたことのお礼と

今まで何度かその本を読み返した話などをした。

 

で。。。

「借りた物はそのまま借りておきたいんだけれど

その代わり。。。

 

「じゃ~ん!」

本を出したら、叔母が手にとったとたん

反射的に「わぁ~!」と声を出して泣いた。

 

私もつられて泣いた。

 

なんだかわからぬまま

2人でビービー泣いた。

 

その後、「頑張ったね!」

25歳のひろみさんに話しかけていた。

それは(同年代を生きてきた)

自分自身に対しても含んで

いるのかもしれないけれど。

 

2人とも、当時、赤玉パンチのポスターが

貼られていたその頃の叔母の部屋へ

心がタイムワープしていた感じ。

 

お茶の間ファンの叔母だけれど

ひろみさんへの愛は海より深~いのだと思う。

 

-----

帰りに、

昨年の叔父の還暦祝いの旅行先での

家族写真を見せてもらった。

 

激しく抵抗しながら、還暦用の

赤いちゃんちゃんこや頭巾を

娘達にかぶせられ観念していく様子(笑)。

 

なんとも、ほのぼのと幸せそうで

私の父(叔母にとっては兄であり父親代わり)も

きっと喜んでいると思ったら

「よかった」と思い、また笑い泣きしてしまった。