耳鳴りの記憶 | のんびり Silent Life

のんびり Silent Life

生まれつきの感音性難聴
趣味はマラソン
思ったこと、伝えたい事書き留める気まぐれブログ

難聴になると耳鳴りしない日なんてないし

一度に何種類もの耳鳴りがする日もあります


子供の頃から難聴なので

いつから耳鳴りしていたか定かではないし

耳鳴りと言うことすら知らなかったのですが

既にこの時は耳鳴りしていたという記憶はあります


小学校入学前に聞こえがよくないとわかり

数年間は耳鼻科に週3回くらい通院してました

それでも改善されないので

小学4年生の時、大学病院へ行くことになりました


大学病院での聴力検査で、初めて扉の厚い防音の検査室に入りました

(それまでは応接室のような所だったり、診察室の片隅で検査してました)


大学病院の検査室があまりに静かで

キーンという音が聞こえてたので

検査する人に「音がしてる」と言いました

ところが「音しないよ」と言われてしまいます


子供ながらにも変な事言ったのかな?と思い

きっと、これは静かな場所の音なんだ!

みんな聞こえてる音なんだ!

と変な勘違いを生みました


それが耳鳴りだったとわかったのは

更に何年も経ってから

あの時、耳鳴りに気付いて貰えてたら

自分も耳鳴りと知ることができていたら

何十年も放置せずに済んで

今とはまた違ったかもしれないです


難聴に限らないですが

子供って思った事、感じた事はそのまま言うし

何かサインを出しているはずなので

おや?と思う事があったら

さらっと話を聞き流さずに

受け止めてあげて欲しいと思います


小さい時の私のように

サインを放置してしまう事が減りますように