HIRO-PROJECTでは
今年4月から月に2回ペースで
小学4年生以上を対象に
「あなうんす教室」を開講しています
マミコさんと一緒にです
将来、アナウンサーになりたい・・・もちろん
国語力を磨く、そのための講座を開講しています
小学4年生のかほチャン
そして
小学5年生のしょうクン
・・の2人が月に2回元気に通ってきてくれています
マミコ先生の提案してくれたテキスト
有名な文学書の表現豊かな部分が抜粋されており
もちろん、大人が読んでも魅力を感じる内容が網羅されております。
その本のラベルには(写真でもみえますか?)
「小学3年生から」と表記してあります。
先日は、「シェークスピアのマクベス」の一節を読みました。
ちゃんと彼らなりの解釈をしていて実に興味深い成果があったと思います。
ちょっと難しいかな?と思う文語的な表現も感覚を研ぎ澄ませて
彼らは聴いているし、読んでいる。
素直に率直に吸収力がいい。
「強さ」ともいえる「鋭い感覚」だと感じます。
いつも私の方が彼らの話しに「うっとり」聴き入ってしまう
そしてつい先日の教室では
「息抜き」に昔話を読んでみた。
「さるじぞう」
昔話ですから~
お約束の心優しいおじいさんと、お隣の欲深いおじいさんがでてきます。笑
優しいおじいさんが畑仕事をしてちょいと疲れたのでお昼寝をします。
山のサルたちが寝入ってしまったおじいさんを「お地蔵様」と間違って
「お堂」におさめようと力を合わせて運び、お供え物をする、
心優しいおじいさんはサルたちの無心さに心を打たれ、されるがまま
「お地蔵様」になりきって帰ってきます。
それを知った欲深いおじいさんは自分も「お供え物」ほしさに
畑でお昼寝をしたふりでサルたちを待ちます。
サルたちはまた「お地蔵様」と思い運びますが、途中でバレてしまい
おじいさんは川におとされてしまう・・・というお話し
その昔話を読んで
子どもたちには「音のことば」と表現しましたが
つまり「擬音語」「擬態語」を探してもらいました。
せっせと・・・・(働く)
ぐっすり・・・(眠る)
ボッチャーン・・・(と水の中に落ちる)などなどです。
そこのところに気をつけて
「先生、目をつぶって聴くから分かるように読んでみて」と言ったら
工夫するする・・・子どもたちの表現はハンパない
文字なので、ここでお伝えできないのが残念です
彼らは自らが「とても楽しんでいる」
「好き」ということ
「伝える」ことを・・・
笑顔いっぱいです
ひとつ質問したら一生懸命分かるように話してくれます
自分の思いを・・・
逆に教えてもらってますよ
私が、率直な素直な表現を
読んでいる「同じ」文章
大切に、大事に、1文字1文字
目で追って言葉に出して
いい間違ったり、噛んだりしたら
涙目くらいの勢いで言い直す「悔しそうに」
ここが「国語力」「言葉」「表現」の原点かな?って
可能性2000%の彼らの「言葉」への興味を
将来的には「よき力」となるように「教える」(おこがましいな・・・)
何か「伝える」ことができたらいいな、と切に感じている
そして、これ
前回の教室のときに、送り迎えなどの関係で
お母様への連絡のため携帯の番号を伺っていた
登録するのにお名前の「漢字」がわからず聞いておくように頼んでいた
(実は、頼んでいたのも私は忘れていた)
帰り際、しょうクンが
「ヒロ先生、これ、うちのお母さんの名前、世界1大好きなお母さんの名前
漢字でちゃんと書いてきた、今までで1番キレイに書けた、ヒロ先生もうちの
お母さんの名前覚えてね」ってこの小さな紙切れ
まわりはハサミでキレイに切ってあった
折れ曲がらないようにノートにはさんであった
大事、大事に渡してくれた
小さなメモに鉛筆で力強くかかれた大好きなお母さんの名前
前回名前の漢字がわからなかったこと、気になってたんだろうな
私は両手で大事、大事に「頂戴いたします」と受け取った
心にじわっとしみてきた
あなうんす教室
大切なこと伝えていきたい