こんばんは(^u^)



先程ご紹介した『天使のひと言』への寄稿文ですが、


スペースの関係でカットされる前の


ほぼ同じ文章を掲載させて頂きますね(●^o^●)


私の子育て、と言うテーマに対してです!

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『努力しているプロセスを大切に』



 私はよく講演で「プロセスを大切にしてください」と



お母さん方にお話しさせてもらっています。



そのような考え方になった一番の理由は



夫(元プロ野球選手・与田剛)の職業のせいかもしれません。


プロ野球選手というのは結果が全て。


全盛期を過ぎてからは4球団を渡り歩き、



自由契約が2回、トレードもありました。



成績が悪くなると、移動はグリーン車から普通車になったり、



遠征では自分で洗濯をしたり。環境は厳しくなります。



その上、大きな手術もありました。

若い選手より早く球場入りし練習に励む姿を見ていると、


世間は「与田、ダメだな」でも仕方ないですが、


家族だけは努力のプロセスを認めてあげたいと思ったのです。


勉強でもスポーツでも、


努力したから必ず良い結果が出るとは限りません。


頑張って報われた人は、もちろん満足できるでしょう。


しかし、社会に出て必ず成功するわけではありません。


やりたくなくてもやらなければならない仕事もあります。


それに耐えて努力し続ける精神力を培うことは


とても大切だと思います。


私の息子は中学、高校と野球部で、


高校ではとうとうレギュラーになれませんでした。


父親がプロ野球選手という相当なプレッシャーもあったはずです。


でも、最後まで諦めずやり続けたことを私は何より評価しています。



 わが家は夫婦ともに仕事をしているので、


幼い頃は「見せる」教育をしようと、


仕事場のテレビ局や講演会場に連れて行ったこともあります。


夫も野球場に連れて行ってくれました。


当時3歳くらいの息子は夫が遠征に行くたびに泣いていましたが、


それからは泣かなくなりました。


親がどんな場所でどんなことをしているかを


想像できるようになったからだと思います。



 幼稚園に通うようになってからは、


家族3人のスケジュール表を作り始めました。


各自のスケジュールを記し、その下に大きな日本地図を貼って、


今日、パパは北海道に遠征だからここにいると示したり、


息子が運動会の時はパパから「頑張れよ!」と声かけをしたり。


コミュニケーションのきっかけ作りに役立ったと思います。


 コミュニケーションといえば、


息子が小学校2年生くらいの時、彼の言葉に衝撃を受けました。


「いつも出張で寂しい思いをさせてごめんね」と私が謝ると、


不在なのは仕方ないけど、家にいるのに自分の質問に対して


パソコンの画面を見ていて僕と目を合わせず


返事をするのは許せないと言われたのです。


大変なショックでした。


以来、「寝る前に必ず10分とるから、学校での出来事や


相談したいことがあったら話そう」と、パジャマトークを始めました。


息子は今18歳、さすがに最近はたまに、まとめてとなりましたが…。



 子どもには、自分で選べる、判断できる人間になってほしいと思っています。


親から言われたからやるというのは無し。


言い換えると、自分で決めたことには責任が伴うということになります。


優しいようで厳しいことです。



だから「これやったら面白いよ」と色々と材料を与えて考えさせたりはしますが、


「これしなさい、あれしなさい」とは言いません。


あくまでも「決めるのは貴方よ……」と。


そして、結果よりもプロセスを大切にしています。


最近のお母さん方は、自分のお子さんに結果を求め過ぎているという感じがします。


結果が出ないときでもお子さんの努力=プロセスを


認めてあげられるような子育てをしていただきたいものです。