今年1月から始まった中日新聞&東京新聞の
コラムも土曜が最終回でした。
ホントに締め切りがあると
1週間が短いですね。
このままでは早く齢を取ってしまいそう(>_<)という感じでしたが、
良い経験をさせて頂きました。
様々な方々からご意見、ご感想を頂き、感謝しています。
木場弘子
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『お元気で!』
家庭第一、仕事はそのニ。
結婚後はそんなスタンスでやってきた。
不器用なのでそれ以外のことをするゆとりがない。
根気もないので長続きする趣味もなかった。
しかし、プール通いだけは珍しく1年近く続いている。
きっかけは体の不調。
内耳の障害で人ごみに出られず、耳栓をして講演をしたこともあった。
ひどい頭痛や動機にも襲われ、とにかく不安だった。
もしかして更年期?と婦人科にかけこんだら、
年齢的にあり得ると漢方薬を処方され、運動を勧められた。
何をやろうか悩んだ末、大学時代に猛特訓した水泳を思いついた。
小学校の免許のためにバタフライまで覚えたが、すっかり遠ざかっていた。
何とか不調から抜け出したい一心で何があっても毎週通った。
一旦水に入ると実に気持ちが良い。水を掻く音しか聴こえない。
静寂さにリラックスできるのだ。
ノルマの4百Mを超えて1km泳いだことも。
気持ちがスカッとするのだ。
ところで、かなり症状が回復した時、
本当に更年期だったのかどうか血液検査をしてみた。
結果を伝える女医さんは満面の笑みでこう言った。
「全然更年期じゃないですよ。もう1人産めるぐらいですよ!」
これにはビックリ。
どうやら一時的な自律神経の乱れだったようだ。
しかし、この勘違いのお陰で、運動の習慣が身に着いた
。
さて、年女の話で始まったコラムも最終回。
半年間有難うございました。
そして、皆さんもどうかお元気で!
(木場 弘子=キャスター、千葉大学教育学部特命教授)