今月、2本しかない観劇予定の1本目終了!
幼い息子を事故で亡くした成河くん・宮澤さん演じる夫婦の家を中心に、そこに訪れる妻の妹土井さん・母シルビアさん、そして走り出した犬を追いかけて急に道路に飛び出した子供を轢いてしまった青年という、ある意味こじんまりとしたお話
父と母には、子供を失くした事に対する受け止め方や悲しみ方の違いがあって、お互いに相容れないジレンマ
自分の子供はもういないのに、妹は新しい生命を授かって素直に喜べない
その母親もまた、30歳越えた大人になってドラッグやった挙げ句自死して息子を亡くしている
青年は、事故の時は制限速度で走っていたし急に飛び出してきたので自分に非はないと認められたけど、もしかすると少しスピードが出過ぎていたかもーていう思いを吐露して、2人に話を聞いて欲しくて訪ねてくる(この感覚が一番理解出来なかったかな…)
大事な思い出の品は、きちんとしまって取っておくけど、着られなくなった服は寄付しようとしたり、家は売って離れようと言い出す妻
思い出の詰まった部屋は処分したくないし、夜な夜な子供のビデオを観ながら思い出したりしてる夫
何となく男女逆じゃない?と思ったりしたけど、私には子供も配偶者もいないので、そこはよくわからない世界のことで、あぁそういうものなのかしらね…などと傍観するだけ
宮澤さんの呟くような台詞が聞き取りにくくて、逆に土井さんははっきり聞き取りやすいけどどこか感情が置いてけぼりで台詞が独り歩きしてる感じが気になったり…
主題との繋がりはどこに出てくるんだろ?と思いながら観ていたら、一瞬台詞に出てきた!
頭の中で反芻して関連性を考えようとしたけど、話が展開していくうちに結局わからなくなってしまった兎より猫より小さい脳しかないらしいσ(^_^;)
ほとんど、キッチンとリビングが中心なんだけど、バトンで吊ってる天井が稼働して時々2階の子供部屋が現れる
ずっと見えてるわけじゃないから、より亡くした子供の存在が強調される感じで、なんか好きなセットでした
最後はちょっとあっさりした印象もあるけど、前向きに進んでく感じでしたね