始まったばかりなので、内容には触れにくいけど…
『ブラック・メリー・ポピンズ』
世田谷パブリックシアター
2014.7.6.M
一路真輝. 音月桂. 小西遼生. 良知真次. 上山竜二
全体に説明台詞も全て歌になってるので、一言も聞き漏らしてはいけない気分に

長男@ハンス役の小西くんが、ストーリーテラーのように物語を進めていく。
三つ揃いのスーツがピシッと決まってる

そのくせ、子供時代は誰よりも幼く可愛らしい感じ

一人だけ女の子で、みんなに愛され可愛がられてたアンナの音月さんは、男役卒業後初の女性役(?)らしいけど、ちゃんと高めの音も出てるし、みんなが守りたいと思うのがちゃんと納得できる。
弁護士の長男に比べて、次男@ヘルマンの上山くんは、やんちゃに育ったようで「また暴力沙汰をおこしたいのか?」みたいなこと言われてた。
どこでも、兄弟が多いと、中に挟まれる真ん中っこは変わり者が多いものなのね

末っ子@ヨナスの良知くんは、不安神経症を抱えてるってわけで、症状が出てるとヴォイツェクの時を彷彿とさせるところも。
小西くんとは一つ違いのはずだけど、若く見えるよね~

歌うと、低音の響きが思いの外太くて(ちょっと健ちゃん風?)渋い

ハンスの台詞の中で、ヨナスを「拉致ってきた」というのがあって、そこまでかなり場内緊迫感満載で観てたんだけど、思わずみんな爆笑

メリー役の一路さん、扉が開いてバ~ンと出てきた時には、一瞬「あら、それは来月のお衣装では?!」と言いたくなるような、まさに月影先生

なんか、ちょっとひきょーだ


見慣れてからは、違和感なくなったけど

思ったより出番が少なくて、ちょっともったいないな。
サイエンスミステリーってわけで、ソロ曲歌い上げても拍手も出ないような雰囲気なんだけど…
↑みたいに、所々笑えるポイントも

音月さんの、やたら男前な瞬間とか、ちょっとした動きとか。
ずっと息をつめて見てるから、ちょっとしたことがメチャメチャ笑えることに

いろんな雑誌の情報で、子供時代と現在が交錯するというのは知ってたけど、あぁなるほどそういう展開になるのね。
舞台上では、真ん中の盆がゆっくり動きながら、四隅でさらに兄弟達がその場でくるくる回ってて、これは上から観る時が楽しみ


また、来週行く予定の関西人σ(^_^;
プログラムを買うと、キャスト達それぞれのソロと集合写真の中から一枚選べるおまけ付き


思わず、お得感から全員のにしたけど…
小西くんのにすれば良かったかな
