雨の8月6日。 | ひろっぱ広場

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「ひろっぱ」=「ひろしま」+「ヨーロッパ」
その『西洋小料理 ひろっぱ』のマダムが、
お店のことから家庭のことまで、日常のことを綴るブログです!

今日はあたしの人生初の雨の8月6日でした。8:15にひろはと黙祷しました。バカ息子たちは後ろで闘いごっこ…こんな日ぐらい、ちったあ静かにせぇや(-_-#)

さて、ちょっと小話を。
先日、ひろっぱの帰り道、八丁堀で見知らぬおばあさんに道を尋ねられました。
「すみませんが、そごうへはどこから行ったらええんですかね?わたしゃ昔はようこの辺に来とったんじゃけどねぇ~」と言われたので、
「そごうへは、あの信号のとこから左に曲がってずっと真っ直ぐじゃけど…結構距離ありますよ」と、猛暑の中歩いて行くことに心配しました。
「ほうじゃ、電車で行っちゃったらどうです?」との提案に
「それがえーわ、そうしょ」と言われ、電停まで着いて行くことになりました。

ゆっくりと杖をつくおばあさんに歩幅を合わせながら、話が続きました。
「わたしゃこのへんの生まれじゃけ、よう知っとるはずだったけど、街が変わってしもうたけぇ、よう分からんわぁ~」
「どちらの生まれです?」
「竹屋町の生まれなんよ」
「え⁉︎ あたし竹屋小学校出身です!」
「あらま、そうね~。あの辺は原爆のあとに一斉で立ち退きがあってね。それで安佐南区に60坪の土地を買うてね。」
「竹屋町なら被爆は…」
「市女 言うて、今の舟入高校に行っとって、その日は今は大学病院がある場所の軍需工場に行っとってね。じゃけぇ被爆はしたけど、比治山のおかげで火傷はせんかったんよ。」
と、8月6日の話をしてくださいました。


電停近くまで来ると、
「ほんまにありがとうね。」とぎゅっと握手をしてくれました。
その手が柔らかくて優しくて、なぜだかホッとしました。
そして、おばあさんは杖をついて雑踏に消えていきました。


最初は道を聞かれるの面倒臭いなぁーと思ったのが本音です。八丁堀にいると特によく聞かれるので…
でも、何か気づかされて。
なんだろ、何かに。

あたし、ちゃんと生きよう。
しっかり子供育てよう。

私の小学校の大先輩のおばあさん、私こそありがとうございました。
とにかく元気で長生きして下さいね。