田辺三菱製薬(大阪市)の子会社が新薬の試験データを改ざんした問題を調査していた厚生労働省は13日、薬事法に基づき、田辺三菱を今月17日から25日間の一部業務停止とする行政処分を発表した。
大手製薬会社の業務停止は異例。データを改ざんした子会社は、薬害エイズ事件などの血液製剤を作った旧ミドリ十字が設立しているが、同省によると、旧ミドリ十字出身者ら約20人が組織的に不正にかかわっていたという。
田辺三菱は、子会社に対する監督責任が問われた。同社のほか、子会社の製造会社「バイファ」(北海道千歳市)が、今月14日から30日間の業務停止処分を受けた。
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この記事を今朝読んで、びっくりしました。
私は、結婚するまでの10年間製薬会社に勤めておりました。
なので、この内容には呆れることばかりです。
しかも、アノ薬害エイズ事件で問題になった旧ミドリ十字出身の社員が改ざんを行ったと知ると、
「あぁ、やっぱり。」と思われた方がほとんどだと思います。
製薬会社の使命とはいったい何か?
医師、看護士は、その薬が正しい使用法に基づけば、
患者に正しく使用できるという根底があるからこそ、
正しく投与できるものだと思います。
その根底がゆらぐような、データ改ざんという事件はただごとじゃないと思います。
製薬会社は、確実に間違いないデータに基づき、正しい使用法を確立し、
多くの患者のために提供するのが、医療界における使命だと私は考えます。
私が勤めていた会社での研究開発部門の社員からたびたび話を聞くことがありましたが、
その試験のデータが適切かどうか、夜中まで会議で激論を交わすことがあると言っていました。
感情的になる人もいるほど、激論になるそうです。
でも、それは「人の命」がかかっているからだと思うんです。
自分の会社にとって不都合なデータであっても、
適正に評価することが正しいことだと教育を受けた私からは、
今回のニュースはかなりショッキングな事件です。
どうか、 「病に苦しんでいる患者さんのために」 を忘れず、
医療の発展のために尽力してもらいたいものです。