寒くなり

あなたは病室


プリンを買いにショッピングモールに外出


地下鉄の出口で突然、「あっ!」

「ここであうのは縁なのよ」「運命なのよ」

あなたらしくもない

お互い少し笑い

「たこやき」食べる?

「買ってきたよ」

窓の外のナトリウムランプ

「もう、あかんよ」「◯◯せんときや」


「そうやね」


半年がたち


ホワイトデーの氷の日


空へ

胸の中で号泣

あなたとともに

あなたと永久に


一年後


突然、電話「嗚呼、思ったとおり、やっぱりあなたなのね」「ここで待ってる」「◯◯のこと、相談したいから」


暗い雨の中、車の中は二人きり


信号は青、でも車は止まったまま


渋滞した橋の上


「子供がね・・・」


悩んでいるあなた


「◯◯だから大丈夫、いつか私達で」


少し笑顔


また、夕方


タイルの道と街頭


「ちょっとベンチで待ってて」


車は少しちらかって


「ごめんね」


「いいよ」


少し走り


「それより、ここでいい?パンもおいしいよ」


きれいな建物へ


窓ぎわのテーブル


空は赤く


「◯◯たのむ?」「私も」


たわいもない話


窓の外は静か


「・・・お墓ね」


「・・・」


車のライトをつけ走る


モールで買い物かごを持ち笑顔


「主婦でしょ!」「買い物するの」

「来て」


野菜と魚と調味料を買う


坂道を歩き


「ここ見て」

「ねえ」

「若い芽が出るなんて思わなかったでしょ?」


約束の時


「あんた・・・」「どうするの?」


目で話す


車の窓から見える街


暖かい部屋の明かりが灯り


「ここに住みたいね」