夫を自宅で看取ると決めて

ケアマネさんと相談して

パニックになってる私の代わりに

ケアマネさんがすべて手配してくれて

私は沢山の人に助けられた


その中で

訪問医師を決めたのもケアマネさん

その医師は

夫が前立腺がんステージ4と診断された時から

かかっていた医師で

ただ

尿管癌がわかった時に

膀胱鏡検査が痛すぎると

夫がかかる病院をかえたので

それ以来お会いしてなかづた医師だった


夫を病院から連れて帰ってきた時

すぐにその医師は家に来てくれて

夫と話をしていた


「痛みをなくすように色々やりますからね」

そう言ってくださった


夫はもう痛い検査もされないし

お薬だけもらうから安心したのか

穏やかな顔をしてたと思う


その後夫の病状がどんどん悪くなっていく中

私に何かを説明することはなかった気がする

「もう無理に食べさせなくていい」

「もう無理に薬を飲ませなくていい」


悪くなっているという説明はなくて

私にやらなくていいという説明をしてた

きっと

絶望した顔をしていたから

はっきり説明することを

ためらったのかもしれない


私はもっとしっかりしてなければいけなかった

すごく悔しい

今思えば

もっとその医師と話すべきだった

良くしてくださったけど

何故夫はこんなに急激に悪くなったのか

誰も説明してくれなかった

市民病院の主治医も

説明されて納得できたかはわからないけど

もっと知らなきゃいけないことが

あったのではないか

もっと医師と

意思疎通できていたら

そう思ってしまう