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ジョンに安らぎは訪れるのか

(R), TM & (C)2023 Lions Gate Entertainment Inc.

All Rights Reserved.

ジョン・ウィック:コンセクエンス


裏組織「主席連合」の首長を殺害して復讐を果たしたジョン(キアヌ・リーブス)だったが、新たな首長グラモン(ビル・スカルスガルド)は執拗にジョンを追い詰める。拠り所としていたニューヨークコンチネンタルも破棄され、ジョンは大阪コンチネンタルの旧友コウジ(真田広之)に助けを求める。


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約3時間のシリーズ第四弾を初見。「ファイナル」とか何にも入れてない。なのでてっきりひたすら殺し合いが続くのかと。長尺なのもネックになり、スクリーンをスルー。…はい、気持ちよくファイナルでした。教えてくれれば観に行ったのに(笑)


世界に広がる殺し屋ワールド。頭を取っても別の頭に変わるだけ。どうしたって抜けられないじゃん。本作ではウィンストン(イアン・マクシェーン)が見事な裏技を披露。稚拙すぎる妨害もある。艱難辛苦のその先は…見てのお楽しみ、だ。


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アメリカ、アラブ、日本、ドイツ、フランス、と舞台がグローバル(ジョンはどうやって移動してるのか?)。特に真田、リナ・サワヤマドニー・イェンのキャスティング、日本のアクション監督川本耕史の起用などアジア色が濃いのが特徴。


シリーズ通して凝ったストーリーはない。思い返せばジョンのキャラは1作目で説明済み。3作目で過去も明らかになり、あとはひたすら追う者と追われる者。倫理的に絶対許されることのない殺し屋は、どのように安らぎを得るのか。


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マトリックスの人」リーブスはこのシリーズで完全復活。スピンオフ企画での再登場はあるのか? シリーズの顔、マクシェーンとローレンス・フィッシュバーンも健在。コンシェルジュ役ランス・レディックは昨年急病で早逝。ご冥福をお祈りします。


みんな大好き真田さんがカッコよすぎ。大物感増大中。イェンは「ローグワン」の頃からジャンプアップ。今やハリウッド大作に引っ張り凧。新潟生まれイギリス育ち、歌手でモデルのサワヤマ。本作の印象がバリ凄で目が離せない。


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「consequence=コンセクエンス」はラストにジョンが放つセリフ。「結果」「帰結」などの意味らしいが本作字幕では「報い」。この翻訳うまい。単に「4章」とした原題サブを「コンセクエンス」にした邦題もなかなかのセンス。


ちょっと意味深なラスト。すっきり終わっているようだけど、作ろうと思えばまだまだ作れるよね(笑)。う〜ん、ずーっと戦い続けてきたジョンにはゆっくりしてほしいけどね、個人的には。



 DATA

監督・製作:チャド・スタエルスキ/脚本:シェイ・ハッテン/マイケル・フィンチ

出演:キアヌ・リーブス/ドニー・イェン/ビル・スカルスガルド/リナ・サワヤマ/ナタリア・テナ/ランス・レディック/スコット・アドキンス/クランシー・ブラウン/真田広之/ローレンス・フィッシュバーン/イアン・マクシェーン



hiroでした。



ジョン・ウィック←衝撃の第一弾


チャプター2←殺し屋の世界観を確立


パラベラム←ジョンの過去が徐々に明らかに