#11 109_GP
え?え?え? そういうことなの?
(C)2023青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
名探偵コナン 黒鉄の魚影
八丈島沖合にインターポールの情報施設パシフィック・ブイが完成。世界中の監視カメラの映像を把握できる捜査網が起動した。同じ頃、ホエールウォッチに八丈島を訪れていたコナン(高山みなみ)らだったが、港で警視庁の船と白鳥警部(井上和彦)を見かけ、パシフィック・ブイが近距離だったことを思い出したコナンはとっさにその船に飛び乗る。
(C)2023青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
コナン師匠である大学生の娘より先に単独鑑賞。やばい。このラスト語りたくてウズウズ。もちろんここでも、それは書けない(笑)。黒の組織が灰原=シェリー(林原めぐみ)の秘密に肉薄。やばいくらいのピンチということくらいは書ける。
コナンは劇場版オンリー。原作もテレビシリーズもノータッチ。ポケモンでは「劇場版はテレビシリーズに影響を与えない」のがセオリー。近頃のコナンは攻める。26作目となる本作。本筋のほうはやや強引に丸く収めたのだが、このラストは…。
(C)2023青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
本作は組織の宿敵ジン(堀之紀)をことのほかクローズアップ。ジンをとおして、組織の概要がかなり見えてくる。原作ではNO.2「ラム」の正体はバレてるらしい。劇場版では初登場?(←アレがラムだと知らないのでわからなかった)
そして終盤のある人物のある行動。これは…原作ではすでに知られてる? もしかして最重要人物だったりする? これも知らないので鑑賞後心がザワザワ。「あの方」の存在もちらほら。超ロングセラーシリーズはクライマックスに向けてヒートアップ。
(C)2023青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
いつもより登場人物が多い。19作目「業火の向日葵」からの劇場版鑑賞という経験の浅い僕は鑑賞後の確認作業が必須。そういう状況なので声優陣もほぼレギュラー。ゲスト枠も沢村一樹のみ。なので、よくある犯人出オチパターンはなし。
その他オリジナルキャラにはアーニャの種﨑敦美に加え、諏訪部順一、神谷浩史とベテラン声優が参加。準レギュラーの池田秀一、古谷徹は出番少なめ。小山力也は久しぶりの「眠りの小五郎」を披露。脚本はスケールの大きい作品の多い櫻井武晴。
(C)2023青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
灰原のピンチ=コナンのピンチでもある。いつもは大活躍でみんなを救うのだが、今回ばかりは灰原に救われ、あの人にも助けられ…サポートなしでは危うかった。組織の深部に近づくにつれてクリア難度が上昇。クライマックスに近づいている証か。
事件そのものはわかりやすいが人間関係はコナン経験値がものをいう。初心者ハードルが高くなっている印象。灰原は無事か?…原作やテレビが成り立たなくなるからそれはない?…ふふふ、そうねえ、気になるなら劇場へ(笑)
DATA
監督:立川譲/脚本:櫻井武晴/音楽:菅野祐悟/原作:青山剛昌
出演:高山みなみ/林原めぐみ/種﨑敦美/諏訪部順一/神谷浩史/村瀬歩/堀之紀/小山茉美/立木冬彦/山崎和佳奈/緒方賢一/岸野幸正/井上和彦/茶風林/湯屋敦子/小山力也/松井菜桜子/三石琴乃/山口勝平/置鮎龍太郎/池田秀一/古谷徹/沢村一樹
hiroでした。
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これ全部櫻井武晴脚本ですね!