31本目(4月19日鑑賞)


キッドファン必見

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名探偵コナン 業火の向日葵


監督:静野孔文/脚本:櫻井武晴/総作画監督:須藤昌明/音楽:大野克夫/原作:青山剛昌

出演:高山みなみ/山口勝平/山崎和佳奈/小山力也/榮倉奈々/知英/緒方賢一/林原めぐみ/茶風林/松井菜桜子/大谷育江/岩居由希子/高木渉/富田耕生/石塚運昇


7作あるといわれるゴッホの「ひまわり」。大戦中、日本で焼失したといわれる2番目のひまわり、通称「芦屋のひまわり」が、ゴッホゆかりのフランス・アルルで発見された。世紀の発見に世界の収集家が注目する中、日本の富豪鈴木次郎吉(富田耕生)が落札。7点あるすべての「ひまわり」を一堂に集めた展覧会企画を発表すると、会場に怪盗キッド(山口勝平)からの盗みの予告状が届く。宝石しか狙わないキッドが絵画を盗むことに違和を感じていたコナン(高山みなみ)。キッドらしくない行動に疑問を抱く。


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初の劇場鑑賞。満席です。凄いなコナン。絵画解説の多さに少々寝落ちした模様。申し訳ない思い。帰宅後パンフで穴を埋めた。


金曜ロードショウではわりと観てる。「絶海の探偵 」は傑作。コナンは大きく分けて、謎解きに痺れるトリック系とピンチの連続のアクション系。そこにミステリー系、組織・キャラクター系の縦軸が加わるのがパターン。本作、アクション×キャラクター系のゾーン。


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全体の空気も趣きが違う。極悪犯人が出てこない。ポイントは怪盗キッドの行動の謎。キッドの変心? それとも偽物?


綾波…じゃない灰原の心にも少し触れる。コナン偏差値低いゆえ、この展開は虚を衝かれた。


終盤、ハリウッド並みのピンチに次ぐピンチ。テレビアニメを映画化する意味、そうそこ。ただ、もう探偵ではない。(笑)


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コナン映画でありながら、主導権は終始キッド。ゲスト声優榮倉奈々も霞む大活躍。キッドファンは必見の一本。hiroも惚れたかも。声はウソップだというのに。


7つのひまわり、芦屋のひまわり…実話とフィクションをうまく織り交ぜたオリジナルストーリー。そのクオリティは嬉しい。87年に5番目の「ひまわり」を安田火災海上(現損害保険ジャパン日本興亜)が購入したニュースを覚えておられる方いますか? 本作、損保ジャパンとタイアップしているらしい。

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ポルノグラフィティのエンディングがよい。アニメ背景の元ネタ実写の風景をバックにしたエンドロールが美麗。最後にチョコっと予告。…次回は組織系かもしれない。

「絶海の探偵」を傑作と書いた。本作と「絶海の探偵」、ともに櫻井武晴氏の脚本。hiroの心に響いたのは、どうやらその辺らしい。


あ、映画泥棒、ウケた。



hiroでした。





脚本6 映像7 音響8 配役7 他(キャラクター)7

35/50