#n5 Disney+


答えを出すのは僕たちだ

(C)2022 Disney. All Rights Reserved.

ストレンジワールド/もうひとつの世界


行方不明の伝説の冒険家イェーガー・クレイド(デニス・クエイド)。その息子サーチャー(ジェイク・ギレンホール)は、冒険で見つけた植物パンドが生活のためのエネルギーになることを発見。街の発展に寄与し、息子イーサン(ジャブーキー・ヤング=ホワイト)と共にパンド農園を営んでいた。パンドの実に異変が見られたある日、イェーガーの旧友カリスト(ルーシー・リュー)が農場に現れ、サーチャーをパンドが根を張る地中探査に同行させる。


(C)2022 Disney. All Rights Reserved.


2022年11月公開のディズニー作品を配信で初見。地底の異世界は「センター・オブ・ジ・アース」、謎の動植物は「アバター」のよう。そしてその世界の正体は、あのSFクラシック名作のようなオチ。ネタバレになるので書けない。


既視感のあるストーリー。だが、枯渇するエネルギー資源、自然との共存…壮大なテーマはまさに今我々が抱えている、そして解決しないといけない問題だ。並行する親子のドラマ。目新しくはないがエンタメ性を確保する潤滑油。


(C)2022 Disney. All Rights Reserved.


アメリカの父と子って「キャッチボール」なのね。「フィールド・オブ・ドリームス」ってアメリカの良心なんだろうなって。イェーガーとサーチャー、サーチャーとイーサン、それぞれの「父と子」問題は時間を割いて丁寧に描いてる。


人種、障がい、LGBTs。コレでもかという配慮。人に優しいのはいいのだが、一家族にコレだけ揃ってるとかえって不自然では?…などとモヤモヤ。異世界映像は「美しい」の一言。「さすがはディズニー!」のクオリティ。


(C)2022 Disney. All Rights Reserved.


配信アニメは吹き替え視聴が多い。クエイドのイェーガー役は大塚明夫さんだとすぐに分かった。ギレンホールのサーチャー役が原田泰造とは驚き。いや、うまくてさ。オリジナルのギレンホールもピンとこないが、二人とも器用なのかも。


イーサン役のヤング=ホワイトの声はヤングアダルトな鈴木福が担当。わからなかったが、なかなか耳にやさしい。そして、わかって聞くとたしかに福くんだ(笑)。監督は「ベイマックス」のドン・ホール


(C)2022 Disney. All Rights Reserved.


枯渇するエネルギー資源を確保しないと生活ができない。そのためには…。ラストの判断は世論としては正しい。でも知りたいのはその後のこと。アニメ映画にそこまで求める必要はないんだけど、どこか歯痒い感じ。


その後、どうしようかね。「それを考えるのはみなさんです」っていう終わり方かな。親子で考える環境問題初級編、ご家族でどうぞ!



 DATA

監督:ドン・ホール/脚本:クイ・グエン/製作総指揮:ジェニファー・リー

出演:ジェイク・ギレンホール/ジャブーキー・ヤング=ホワイト/ガブリエル・ユニオン/ルーシー・リュー/アラン・テュディック/デニス・クエイド



hiroでした。



センター・オブ・ジ・アース←シリーズ化


アバター←みたいな世界


ベイマックス←ホール監督作品