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チーム「レイダース」とボンドが合体!


インディ・ジョーンズ最後の聖戦


1938年、大学に戻った考古学者インディ(ハリソン・フォード)は富豪ドノバン(ジュリアン・グローヴァー)に呼ばれ、キリストが最後の晩餐で使ったといわれる聖杯の在処を示す石板の一部を見せられる。そこでドノバンから、ベネチアで聖杯を調査してインディの父ヘンリー(ショーン・コネリー)が消息を絶ったことを聞き、博物館の館長でヘンリーと旧友のマーカス(デンホルム・エリオット)と共にイタリアに向かう。



レジェンドシリーズ再見一気見の第3弾は再び因縁のナチスとの対戦。前作でファンタジーに走りすぎたからか(だから大ヒットしたのだが)、本作は大人向けに寄せてきた感。なにせナチスと戦うのはインディと3人のおっさんたちなのだから。


父ヘンリー登場。スピルバーグの「007みたいなシリーズを作りたい」で始まった本シリーズにボンド=コネリーの登場は感無量。ヘンリーの旧友でもあるマーカス、エジプトの発掘者サラー(ジョン・リス=デイヴィス)も「レイダース」に続く登場。



冒頭、若きインディ(リヴァー・フェニックス)が登場。かつては蛇なんて平気だったことは驚き。トレードマークの帽子と鞭のエピソードやインディの名前の由来まで明かされる。ファンにはたまらない一本。聖櫃ネタのシーンは音楽にも注目。


ストーリー的には「レイダース」に戻った印象だが重くはない。会話、特にヘンリーとインディの掛け合いは抱腹絶倒で「魔宮の伝説」の空気を継承。結果としてファミリー向けになることもなく大人のエンタメとしてうまくまった。



フォードとコネリー親子がツボ。主にコネリーがボケ担当。細かい目線芸・顔芸を駆使してのコメディアンぶりに目から鱗。訃報がまだ記憶に新しいのだが、映画経験の浅い僕はまだまだたくさんのコネリーにお会いすることになる。楽しみだ。


マーカス役エリオットは本作公開の3年後に没。シリーズ最後の出演で大活躍。デイヴィスは「ロード・オブ・ザ・リング」のギムリ。誰もが歓喜したフェニックスのヤングインディ。リブートで演じてほしいくらいなのだが、早いよ、早すぎるよ(泣)。



インディのキャラネタ満載で「わかる人」には楽しすぎる。ただストーリーの邪魔はしてないので「わからない人」も心配なし。この配慮はさすが。当時はこれが最後か〜と感慨深かったんだけど、ずいぶん経って4作目が作られちゃったね(笑)


ちなみに「インディ」とはジョーンズ家の●●の名前だと言ってたけど、実はルーカスの●●の名前なのだそうだ。



 DATA

監督:スティーヴン・スピルバーグ/脚本:ジェフリー・ボーム/製作総指揮:ジョージ・ルーカス/フランク・マーシャル/音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演:ハリソン・フォード/ショーン・コネリー/アリソン・ドゥーディ/ジュリアン・グローヴァー/ジョン・リス=デイヴィス/デンホルム・エリオット/リヴァー・フェニックス



hiroでした。



エクスペンダブルズ3←フォードも3から参戦


ザ・ロック←このコネリー好き!


ROTR←デイヴィスさん3作通し出演!