NETFLIX鑑賞


USJってば凄い!

ウォーターワールド


極地の氷が溶けて海に覆われた未来の地球。一人彷徨っていたマリナー(ケヴィン・コスナー)は物資調達のために訪れたコロニーで水中呼吸できるミュータントであることがばれて捕縛される。そこへ海の無法者ディーコン(デニス・ホッパー)率いるスモーカーが現れてコロニーを襲撃する。混乱に乗じて抜け出したマリナーはそこで出会ったヘレン(ジーン・トリプルホーン)と背中に謎のタトゥーのある少女エノーラ(ティナ・マジョリーノ)と共にコロニーを脱出する。


再見、のはず(笑)ちゃんとじゃないが覚えているものね。文芸の匂いすらする大作が多いコスナー作品においてSFアクションは珍しい。「ファンダンゴ」以来の相棒ケヴィン・レイノルズが監督し、コスナー自身も製作に加わる力の入れよう。

終末世界=ディストピアが舞台。本作は核戦争でもゾンビでもなく地球温暖化が原因。砦のようなコロニーといい、暴走族のようなスモーカーといい、限られた資源の争奪戦といい、さながら「海上のマッドマックス」的趣き。この世界観は今観ても斬新。


ディストピア物は今でも定番。大半がサバイバルアクションで本作も同様。テーマは「環境」なのだろうが、コスナー作品のテーマとしては弱い。陸地のない不安感など経験のない世界観を体感するアトラクションムービーかな。好みは分かれる系。

8年前、USJに行った時、本作のライブエンターテインメントを鑑賞。今さらながらあのセットの再現度がめっちゃ高かったことに感動。あのショーのストーリーは本作の序盤だけだったことも今回気付いた次第(←アホ)


製作・主演と「やる気満々」のコスナー。人間じゃない役なのだが逆に最も人間くさいのがコスナーっぽい。当時40歳のはずだが海上がりの頭髪が気になる。頭髪ゼロで挑んだホッパー。この頭での炎天下の海上撮影は辛そう。

ヒロインのトリプルホーンは「氷の微笑」がキャリアスタート。現在もコンスタントに出演されてるようだが馴染み薄。子役マジョリーノは35歳の現在もテレビドラマで活躍中。知ってる方もいそう。若きジャック・ブラックもチョイ役で出演。


ディストピアあるあるな展開でアクションに終始した感はある。が、既視感ゼロの世界観は一見の価値あり。そして、USJにもまた行きたくなる(笑)


監督:ケヴィン・レイノルズ/脚本:ピーター・レイダー/デヴィッド・トゥーヒー/製作:ケヴィン・コスナー/音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ケヴィン・コスナー/ジーン・トリプルホーン/ティナ・マジョリーノ/マイケル・ジェッター/サブ・シモノ/ジャック・ブラック/デニス・ホッパー


hiroでした。
画像は映画.com等より引用。


USJに行った時のアトラクションの感想


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