WOWOW鑑賞

アスガルドペアによる新MIB!
メン・イン・ブラック
:インターナショナル

幼い頃、MIBの仕事を見かけながらも記憶消去を逃れたモリー(テッサ・トンプソン)。以来、MIBを探し続けてようやくニューヨーク支部を発見し、O(エマ・トンプソン)に認められてエージェントMとなる。見習いとしてロンドンに派遣されたMは、ハイT(リーアム・ニーソン)の指揮下、H(クリス・ヘムズワース)と共に某惑星王族の身辺警護に就く。


新キャストによるシリーズ最新作を初見。どこか安っぽさを感じて劇場回避したけど、思ったほどじゃない。低評価になったのはよくある「前のほうがいい症候群」の影響もあるかと。前と違ってたっていいと思うけどね。

「話」の魔神ウィルと「間」の魔神トミーの掛け合いは誰もが認める神業。クリヘム&テッサのアスガルド代表ペアも種類の違う掛け合いで自然。身体能力はむしろ上なのでコメディよりSFアクションが色濃い印象。


Mの就活が今風。情報社会の現代、MIBも隠れるの大変。Hの黒スーツの緩い着こなしが許せないという人はいそう。僕自身、カチッとしたスーツは苦手なのでむしろ好感。現代に寄せた改変はウェルカム。

キャスティングのせいか黒幕は早めに分かっちゃうのは映画アルアル。あとは何か隠してそうなHがどう絡むのか。あのお約束がポイントだったのはすっかり見落としてて「そういえばそうじゃんか!」と赤面。


アベンジャーズ エンドゲーム」で衝撃の肉体(笑)を披露したクリヘム。本作ではスーツが似合う細マッチョ。絶好調テッサ、前述のとおりクリヘムとは「マイティソー」つながり。最近、しょっちゅう見かけるよね。

エマさん、リーアムさんのベテランが強力バックアップ。安心感がある反面、2人が出ると若干テンポが緩むのが難。レベッカ・ファーガソン探してたらちょっと驚きの役。レイフ・スポール、いい味だなぁ。


H&Mのキャラは立ってて、前シリーズとは違う風味。Mの宇宙人愛は明らかに新機軸だよね。ただ、舞台が地球サイズにアップグレードしたのにスケール感は変わらず。シリーズ化するならそこは宿題かな。

コメディよりアクションと書いたが「形勢逆転」にはうかつにも大爆笑。「ウーマン」問題も取り込むの早かったね。


監督:F・ゲイリー・グレイ/脚本:アート・マーカム/マット・ハロウェイ/製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
出演:クリス・ヘムズワース/テッサ・トンプソン/リーアム・ニーソン/レイフ・スポール/レベッカ・ファーガソン/クメイル・ナンジアニ/エマ・トンプソン


hiroでした。