シンボルのからくり時計を眺めながらの人形町散歩です。日本橋の袂に魚河岸があったことでもわかるように江戸は運河による水運で栄えた商都。維新後も商取引の中心となり、史跡を示す案内板もあちこちにあります。東京証券取引所のある兜町もこのエリアです。


日本橋小学校には西郷隆盛屋敷跡が。維新の功労者が新政府に入閣し、こぞって幕府時代の大名屋敷などに居を構えたのに対し、西郷は質素に庶民の町に根を下ろします。大河ドラマ「西郷どん」で町人長屋が出てきましたが、その辺のことかと思います。


日本橋七福神のひとつ茶の木神社も巡り、お腹をへこましてからのお楽しみは柳屋さんの鯛焼き。東京三大鯛焼きのひとつです。大正5年、1916年創業なので100年超え。今でもご主人がお客さんの目の前で独特のリズムと手捌きでひとつひとつ丁寧に焼いてます。パリパリの皮の中はたっぷりの粒餡。これで一枚160円は安い。また食べたい。


人形町散歩の神様巡り。大トリは安産で有名な水天宮。祀られているのが安徳天皇、二位尼、建礼門院と平家ゆかりの神社だったことは知らなかった。映画・ドラマにもなった東野圭吾の加賀恭一郎シリーズでも度々登場。数年前に改装されて都会的な神社になっています。「恭さんは重盛の人形焼きしか食べないからな」でおなじみ重盛永信堂は水天宮の向かい。三原堂本店も目の前です。餡子好きにはたまらない町ですね。


東京、特に下町って地図を広げて地名を見てるだけで江戸の昔の町割が見えてくるんですよ。会社からもほど近いのですが、まだまだ知らない場所がたくさん。もっともっと歩き回りたい。



hiroでした。

火曜日に行った日本橋福徳神社。
TOHOシネマズ日本橋のすぐ裏です。