16本目(3月16日鑑賞)FP8
 
ハンパなくやりきる潔さ
翔んで埼玉
 
監督:武内英樹/脚本:徳永友一/原作:魔夜峰央
出演:二階堂ふみ/GACKT/伊勢谷友介/ブラザートム/麻生久美子/島崎遥香/麿赤兒/京本政樹/間宮祥太朗/加藤諒/益若つばさ/勝矢/成田凌/竹中直人/武田久美子/中尾彬
 
東京都を頂点とした格差社会が存在していた時代、埼玉県民は東京都民に迫害を受けていた。名門白鵬堂学院の生徒会長で東京都知事の息子百美(二階堂ふみ)はアメリカ帰りの洗練された都民麗(GACKT)に対抗心を燃やす一方で心惹かれていく。ところが麗が隠れ埼玉県民だということが露見する。
 
 
テレビをつけて高校野球をやってるとつい観てしまう。以前は注目選手がいるとか優勝候補だからとか、そんな理由だったりしたのだが、いつしか「地元校が出てる」から観るようになっていた。
 
地元なんて意識したことなかったし、地元愛なんてないと思っていた。「故郷」がある人を羨ましく思ったりもしたものだ。でも地元校というだけで応援する、これって立派に地元愛じゃん(笑)。
 
 
そんな地元愛に火をつける本作。東京・神奈川から離れたことがないので土地勘がある。熊谷、川口、与野、春日部…西葛西、池袋、八王子、町田…終始爆笑。
 
地元自虐ネタって誰でも口にしたことがあるのでは。そもそも地元を自慢してる人なんてなかなかいないものね。口では悪く言ってても、やはり愛ってあるんだろうな。
 
 
ふみちゃんは男の子役だったとは知らなかった。タカラヅカな空気なのでまったく違和感なし(笑)。相方GACKTは真面目にやりきった。真面目だから面白い。
 
この2人に伊勢谷友介京本政樹なのだから濃厚。間宮祥太朗加藤諒が薄〜く見えるほど。ブラザートム麻生久美子島崎遥香の家族は案内役。ほぼ車内(笑)。
 
 
のだめカンタービレ」「テルマエロマエ」の武内監督の笑いは安定の域。お約束の人形ネタもあり、畳み掛ける力技。ここまでやりきると気持ちいい。大ヒット御礼に納得。
 
ファミマにしまむら、ガリガリ君に山田うどん…埼玉豆知識もあって為になる(嘘)。スクリーンはまだまだ混雑。埼玉の野望はまだまだ続く。
 
 
 
hiroでした。
 
 
 
脚本8 映像7 音響6 配役8 音楽8
37/50