WOWOW鑑賞

 
あの冒険心を思い出そう
ジュマンジ
 
監督:ジョー・ジョンストン/脚本:ジョナサン・ヘンズリー/グレッグ・テイラー/ジム・ストレイン
出演:ロビン・ウィリアムズ/ボニー・ハント/キルステン・ダンスト/ブラッドリー・ピアース/デヴィッド・アラン・グリア/ビービー・ニューワース/ジョナサン・ハイド
 
事故で両親を亡くし叔母(ビービー・ニューワース)と暮らすことになったジュディ(キルステン・ダンスト)と弟ピーター(ブラッドリー・ピアース)は、引っ越してきた屋敷の部屋から古いボードゲームを見つける。すごろくのようなゲームのダイスを振るとゲームの指示が実際に起き、中年男性(ロビン・ウィリアムズ)が突然姿をあらわす。
 
 
人生は波乱万丈。成功したと思えば転落したり、失敗したと思えば一攫千金当てたり。そんななかで結婚したり子どもが生まれたり。どんな人の人生にもドラマがある。
 
人生のイベントやアクシデントをゲームにした人生ゲーム®︎。子ども心に生きてくって大変なんだーと教えられる。考えた方はすごい。
 
失敗って糧にできると思う。失敗しない人生を歩んできた方は何か物足りないのではないか。失敗を恐れてはもったいない。
 
 
再見。
 
ダイスを振るたびにアクシデントしか出ない…しかもそれが現実となるゲーム。プレイするのは父との確執を抱えていた元少年、ある事件を引きずる元少女、親の死を受け入れられない少女と気弱な弟。
 
次々襲いかかる困難を乗り越え、元少年少女は問題を解決し、少年少女はたくましく成長する。ゲームでだ。ビデオゲームが普及していない当時は斬新だが、今やRPGで涙する時代。
 
そもそもジュマンジはゲームなのか否か。劇中で答えは明かされず。
 
 
ロビンのコメディアンとしての地位を揺るぎないものにした本作。少年のようなオジさん役がハマる。「フック」のピーター・パンを連想した。
 
ヒロイン役ボニー・ハントは「カーズ」「ズートピア」等々ディズニーアニメに引っ張りだこ。お姉ちゃん役がダンストだったことは今回知った。
 
 
原案絵本は兄弟の物語らしい厳格な父との関係や子どもの複雑な思いを絡めて、映画版としての厚みを補足。ドタバタコメディのスタイルにテーマを埋め込んでも不自然さがない。うまい。
 
CGが粗くてもちゃんとした脚本なら面白い。などと思っていたら、昨年、最新技術で新作公開。この流れで観てみるつもり。
 
波風のない人生も快適。それでも冒険を求めるのは人間の性。最近、若者が大人になるのが早すぎる気がする。もっと子どもでいていいのに。
 
 
 
hiroでした。