WOWOW鑑賞

 
「新感染」前夜に起きていたこと
ソウル ステーション
パンデミック
 
監督・脚本・編集:ヨン・サンホ
出演:シム・ウンギョン/イ・ジュン/リュ・スンリョン
 
お金がなくなっては売春を強要する恋人キウン(イ・ジュン)と喧嘩して夜のソウルを彷徨うヘスン(シム・ウンギョン)。行く当てなくソウル駅のホームレスに紛れていると、アンデッドと化した人間に襲われる。ホームレスと共になんとか警察に逃げ込んだものの街はアンデッドが徘徊していた。
 
 
大ヒットした「新感染 ファイナル・エクスプレス」のヨン・サンホによる同作の前夜談。主役の親子がソウル駅に向かっているとき街では何が起きていたかが詳らかになる。
 
ヨン・サンホがアニメ監督だったと何かで読んだのを思い出した。初鑑賞のKアニメ。見る機会は多くはない。
 
 
美化されていない人物タッチはリアル。だが正直苦手。アメコミ寄りなのかな。韓国国内ではどうなのかは知らないが、見たことなくて新鮮だったことは評価。
 
そんなキャラクターが口にするのは当たり前だがハングル。韓国映画自体、慣れてきたばかりのhiroには違和感。アニメ慣れするのはもう一段上のレベルだな。
 
 
韓国は俳優も声優も知らない。が、主役ヘスン役シム・ウンギョンは「怪しい彼女」の主役オ・ドゥリの子だった。なんだ観てんじゃん(笑)
 
「まさか」と思って調べてみた…「新感染」の最初の感染者って…そう、彼女でした。つまり、このあと彼女は…監督、うまい!
 

「新感染」では小さい娘を思う父の気持ちに涙した。そして本作、ソウルの街でクズ男と共に娘を探す父親。ん?あれ?え?…そういうことか!(笑)
 
本作、就業率低下による貧困、そうした人々を切り捨てるだけの政府等々、さまざまな問題が放り込まれているらしい。
 
今やゾンビという「現象」はパニック・シチュエーションとして、まるで実在するかのよう。ゾンビ映画はもう次のステージに突入している。
 
 
 
hiroでした。