38本目(8月4日鑑賞)

シリーズ屈指の面白さ!
ミッション:インポッシブル
フォールアウト

監督・脚本・製作:クリストファー・マッカリー/製作:ジェイク・マイヤーズ/J.J.エイブラムス
出演:トム・クルーズ/ヘンリー・カヴィル/ヴィング・レイムス/サイモン・ペグ/レベッカ・ファーガソン/ショーン・ハリス/アンジェラ・バセット/ヴァネッサ・カービー/ウェス・ベントリー/ミシェル・モナハン/アレック・ボールドウィン

イーサン(トム・クルーズ)、ルーサー(ヴィング・レイムス)、ベンジー(サイモン・ペグ)らの活躍で逮捕されたシンジケートのレーン(ショーン・ハリス)の部下が、ロシアで奪われたプルトニウムの入手を画策。情報を掴んだIMFのハンリー(アレック・ボールドウィン)は、再びイーサンのチームを派遣しようとするが、CIAの横槍でウォーカー(ヘンリー・カヴィル)が同行することになる。


デ・パルマ、ウー、JJ…独創的な映像作家が自分の色でイーサンを描いたシリーズ作。本作、その美味しいところをこれでもかと贅沢に詰め込んだ充実度。

マッカリーは前作「ローグ・ネイション」に続くメガホン。前作の結末から続いてることもあり、主要3人以外のキャラにも厚み。ストーリーにも厚み。


「ラーク」とは誰か。それらしい人物が出てこない。つまり、今いる人物の中にいる。イーサンまで怪しく思えてくる脚本のうまさ。この感覚は1作目「ミッション・インポッシブル」風。

骨折してまでのノースタントアクション。例のシーンの直後に脚を引きずってるのはリアル。55歳とは思えない全力疾走の長撮りにも感嘆。この迫力は「M I:Ⅱ」のそれ。観ながら「痛い!」と何度口に出たことか。

さらには「3」的イーサン個人の掘り下げもあり、一本の作品にエンタメのメガ盛り。


トムちん、ただただ無事を祈ります。レイムス、ペグ、もういるだけでありがたい。レイムスなんて、みんなのママだよ。レベッカ・ファーガソンが謎の女で峰不二子ですか。アレックは泣かせてくれるし。

新顔カヴィルがヒゲマッチョ。否クラーク・ケントを意識したかもしれないが、無敵ぶりはスーパー。「酸素トラブルか」は大笑い。ヴァネッサ・カービーは続投しそうで歓喜。あの人が出て来たのはビックリ。


アクションよし、謎解きよし、ドラマよし。シリーズ過去作、どれも個性があって面白いけど、ちょっとこれ抜けていいかも。

欠けているのはお色気と若さ。そろそろ新米エージェントの参入も見てみたい。



hiroでした。



脚本8 映像8 音響8 配役8 アクション10
42/50