35本目(7月22日鑑賞)


シリーズのターニングポイントになるのかな
ジュラシック・ワールド
炎の王国
 
監督:J.A.バヨナ/脚本:デレク・コノリー/脚本・製作総指揮:コリン・トレボロウ/製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
出演:クリス・プラット/ブライス・ダラス・ハワード/レイフ・スポール/ジャステイス・スミス/ダニエラ・ピネタ/ジェームズ・クロムウェル/トビー・ジョーンズ/B.D.ウォン/ジェラルディン・チャップリン/イザベラ・サーモン/ジェフ・ゴールドブラム
 
ジュラシック・ワールド閉鎖後は隔離されていたイスラ・ヌブラル島だったが、島の火山活動が活発化し、恐竜を保護するか否かが議論される。恐竜保護団体を立ち上げたクレア(ブライス・ダラス・ハワード)は、かつてパーク構想を牽引したロックウッド財団から連絡を受け、恐竜の移送計画を知らされる。参加の条件は高度な頭脳をもつラプトル・ブルーの保護。そのためブルーの調教に成功したオーウェン(クリス・プラット)を仲間に誘う。
 
 
夏バテ気味で3週間スクリーンを空けた。復帰戦はスッキリしたいな、と本作をセレクト。ところが、これ、予想外な終わり方。

いやー人間ってバカだねー。何度制御できなくて困ったことになってんのか。もっともこんなバカがいないとこういう映画、成り立たないんだけども。

一番の被害者は勝手に人間に作られた恐竜たち。埠頭のカットは序盤ながら悲しくって泣けた。
 

で、あっという間に島から出て「炎の王国」は終わり? このサブタイトル、ちょっと違う…というか島での騒動が面白かったのに。

島が早々に終わって「その後」へ。本作の本題はむしろこっち。予想通り、金に目が眩んだ人間どもは恐竜の救済なんてこれっぽっちも考えてない。それどころか、かなり嫌〜な展開。こいつらみんな食われちまえー。


クリプラ、ハワードは阿吽の名コンビ。B.D.ウォンはある意味ワールドの顔。一方パークの顔マルコム博士ことジェフ・ゴールドブラムも美味しい起用。

恐竜たちもメインキャストなのだが、陽光の下を悠々と闊歩する彼らの姿は極端に少ないのが残念。ほぼ檻の中か暗闇。最先端の映像技術がもったいない。


で。食われちまえーと思ったのだが、本作、嫌ーな感じで幕を引く。食われちまったほうがまだスッキリしたかもしれない。夢とロマンに溢れたテーマ曲が使われないのは、実は「使える空気じゃない」のだと思った。

当然続編は作られるのであろうが、本作から大きな方向転換。もはや夢とロマンの大冒険ではなく「もしも恐竜が蘇ったら」のリアルワールド。大人も子どもも楽しめる娯楽作ではもうないな。

猿の惑星」みたいになるのかしら?

 
hiroでした。
 
 
 
脚本7 映像7 音響8 配役7 音楽7
36/50